カナダ版エミー賞-Leo Awardsの受賞作品が決定!
6月11日、カナダの優れた映画・テレビ等の映像作品に贈られる賞、Leo Awardsの受賞作品が発表されました。
日本でも放送されているお馴染みのドラマや俳優さんたちも、受賞者に名前を連ねています。
授賞式は、超高級ホテルフェアモント・バンクーバーで行われました。
ちなみにLeo Awardsとは何ぞや…と言いますと、ジェミナイ賞と同様これまたカナダ版エミー賞小規模版…という感じでしょうか。こんな風に紹介するとカナダ人にヒンシュクを買いそうですが、とりあえず日本の方にもイメージし易い例え…となると、これが一番判りやすい…ですよね?
まずは、カナダドラマの元祖『騎馬警官』のファンの皆さんに。
今やカナダを代表する俳優・プロデューサー・クリエイターとなったポール・グロスが製作した西部劇映画『GUNLESS』が、長編映画部門最優秀作品賞、撮影賞、プロダクション・デザイン賞、スタント賞の4部門を受賞しました。
ポール・グロス Albert L. Ortega / PR Photos
ドラマシリーズ部門では、『FRINGE/フリンジ』が撮影賞、プロダクション・デザイン賞、ゲスト男優演技賞にノミネートされていて、その3部門すべてを受賞しました!
「FRINGE/フリンジ」キャスト:左からジョシュア・ジャクソン、アナ・トーヴ、ジョン・ノーブル Albert L. Ortega / PR Photos
ゲスト男優演技賞はシーズン3”The Plateau”で素晴らしい演技を見せたMichael Eklundに。このエピソードは、ちょうどこちらの記事で紹介したこともあって、とても印象に残っています。
アマンダ・タッピングの変わらぬ美貌が私的七不思議となりつつあるSyFyドラマ『サンクチュアリ』は、なんと驚きの17部門ノミネートでしたが、実際の受賞は最優秀音響賞、衣装デザイン賞、助演男優賞(Ryan Robbins=ヘンリー役=シーズン3第6話”Animus”の演技で受賞)の3部門でした。とはいえ、カナダで一番注目されているドラマであることを物語るノミネート数でした。
アマンダ・タッピング Alan Hess / PR Photos
『サンクチュアリ』キャスト、Leo Awardsレッドカーペットの模様…(楽しそう…笑)→こちら
残念ながら放送キャンセルになった(のか、最初から1シーズンしかなかったのか??)『Shattered』(邦題『シャッタ-ド-多重人格捜査官-』)ですが、ドラマとしての評価は高く4部門で5つのノミネートを受けていました。そのうち、最優秀主演男優賞をカラム・キース・レニーが獲得しました。
彼は、『騎馬警官』『GUNLESS』でもポール・グロスと共演しているので、ダブル受賞は嬉しい限りですね。
昨年の『GUNLESS』バンクーバープレミアの時の2人→こちら
つい先日10シーズンの大団円を迎えた『Smallvlle』(邦題『ヤング・スーパーマン』)は、作品賞、監督賞、衣装デザイン賞など8部門にノミネートされました。
そして、めでたくシリーズドラマ部門最優秀作品賞を受賞しました! 10年間の集大成が監督、脚本、プロダクション・デザイン、演技といった全てを含めた”作品賞”の受賞という形で現れたような感じがして嬉しいです。
『スーパーナチュラル』は特殊効果賞、ゲスト男優演技賞(強靭そうな歯がトレードマークのマット・フリューワー)でノミネートされ、見事最優秀特殊効果賞を受賞しました!
先日からスーパー!ドラマTVで放送が始まった『ヒューマン・ターゲット』は、スタント・コーディネーション1本のピンポイント・ノミネート(笑)、そして、納得の受賞を果たしました。
派手な目を見張るアクション・スタントシーンが、これでもか!と毎回繰り出されるクオリティの高さは、まさに最優秀スタント・コーディネーション賞にふさわしいです。番組自体は2シーズンで終了しましたが、この受賞で花道を飾ったという感じですね! おめでとう~!!
『ルーキー・ブルー』や『ユーリカ』もノミネートされていましたが、残念ながら受賞は逃しました。来年度に期待です。
短編フィルム部門では、『スターゲイト・アトランティス』のベケット先生ことポール・マクギリオンが、A Fine Young Manで、最優秀主演男優賞を獲得しました。このフィルムは他にも最優秀作品賞、監督賞、脚本賞を受賞しています。
また、日本で開催されるショートショートフィルムフェスティバル & アジア2011にも出品されています。
6/16より表参道ヒルズ他にて開催予定だそうで、日本の皆さん、見るチャンスがありますよ!
詳しくは公式ウェブサイトにて。
<パーフェクトな男/A Fine Young Man>
さて、生活情報番組部門で私が応援していた、Property Brothersは、残念ながら受賞ならず。
ホストは、バンクーバー生まれのDrew Scott(俳優・脚本家・不動産エージェント)とJonathan Silver Scott(俳優・脚本家・イリュージョニスト)という双子兄弟です。
実は最近まで、
「この2人、すごくよく似てるけど兄弟?…あーブラザースだから兄弟なのか。よく似てる兄弟だな……あれ。もしかして双子?」
と、大変たわけたことを思っていました。
Jonathanが金髪なのですっかり騙されていた…さすがイリュージョニスト、変装はお手の物だよ!>違います…
彼らはScott Real Estate Incという不動産会社のオーナーです。
『Property Brorthers』は、依頼人に予算内で夢のマイホームを提供してあげる、というのが基本コンセプト。
まずは、不動産エージェントのDrewが希望予算で買える家を探して依頼人に紹介するわけですが、その際、安くて古くてコンディションが悪い…けれど、リノベーションをすれば夢のマイホームになる可能性がある物件を紹介するのです。
つまり、(家の価格+改装価格)=予算 てわけですね。
リノベーションする家が決まったら、さっそく売買契約を結びます。
めでたく家のオーナーになったら、Jonathanが業者の手配から実際の作業までを担当。俳優で脚本家でイリュージョニストですが、内装や大工作業もお手の物。プロはだしです。
これ、日本で放送しても結構イケると思うんだけどな~?
以上、カナダ版エミー賞Leo Awardsの受賞レポートでした!
コメント(4)|Fringe/フリンジ, TVいろいろ, カナダ発ドラマ
コメント
>Buffywinters様
嬉しいですよね。何というか、引退の花道を飾ったというか(笑)!
トム・ウェリングの次のプロジェクトがどんなものか楽しみです。プロデューサーとしても、俳優としても。私としては俳優としてのトムを、また見たいですね。
キリ番おめでとうございました^^v
いつも読んでくださってありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします!
投稿者:usagy |2011年6月17日 15:07
『Smallvlle』シリーズドラマ部門最優秀作品賞を受賞ですか!さすがカナダのTVはわかってらっしゃる!(笑)
下のレスは400番だったんですね。ありがとうございます(*^_^*)。キリ番ゲットしたのこのサイトが初めてです。これからもよろしくお願いします。
投稿者:Buffywinters |2011年6月16日 18:03
>かえるりるりん。様
通称ホテバン(ホテルバンクーバーの略(笑))には、マスコットのゴールデンレトリーバーがいて、ロビーのコンシェルジェデスクの所で、寝ています。かなりお年なのか涎がスゴイんですが、大人しくて可愛いんですよ。
「サンクチュアリ」は日本でもロケがあって、ゲストで石井竜也(元米米)が出てました。最初はウェブドラマで始まったのが、今やこんな人気番組になるとはびっくりです。
バンクーバーで撮影されているドラマはほぼ何かしら受賞できて良かったです。
「Property Brothers」はビフォアアフター的面白さ+双子キャラのプレゼン手腕が見ものです。お母様もきっと気に入るはず!(笑)
投稿者:usagy |2011年6月14日 20:23
フェアモント・バンクーバーホテル、素敵ですね。シャンデリアとかベッドとか調度品が老舗のホテルらしいなぁと思いました。「城でお茶」のところでおいしいペストリーとかハウスメイドのスコーンとか食べてみたいです。カナダ版エミー賞も色々な部門があって「音楽、コメディ、または品種プログラムまたは一連の」しゃっくりがやや気になりました。「サンクチュアリ」はSFモンスタードラマ(!)なのですね。17部門もノミネートとは本当にみなさん注目のドラマのようです。キャストも陽気な方が多いようで・・(笑)アマンダさんもへん顔・・。「スーパーナチュラル」はひとつでも賞をとれてよかったなぁ。うんうん。「Property Brorthers」もナカナカ興味のある番組ですね。こちらの某テレビ局の「大改造!!劇的ビフォー〇フター」にちょっぴり似ているかなとか思いました。(これは自分の家を改装するのですが)Jonathanさんはなんだか色々特技があってどれが本職なんでしょうかね!!日本で放送したら母は絶対見ると思います。このようなリフォームもの大好きなので(*^^*)では。
投稿者:かえるりるりん。 |2011年6月14日 12:32