貴方もきっとPrince Poppycockの虜になる!-『America's Got Talent 2010』 - UsagyのアメリカンTV気まぐれウォッチング | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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貴方もきっとPrince Poppycockの虜になる!-『America's Got Talent 2010』

(2010年9月 1日)

夏も終わりに近づき、サマーシーズンならではのリアリティショーも、フィナーレに近づきつつあります。
最近、私がもっとも注目しているのは、NBCで放送されているAmerica's Got Talent2010です。

ご存知のように、America's Got Talentは、携帯電話のセールスマンから一躍オペラ歌手になったポール・ポッツや、地味なおばさんから世界の歌姫に転身したスーザン・ボイルを生んだBrintain's Got Talentの元になった番組です。

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スーザン・ボイル Janet Mayer / PR Photos

アメリカ本場版なだけあって、歌だけでなく、ダンス、マジック、各種様々なパフォーマンスで才能を競うわけですが、今年、まさに白色彗星のように現れたのが、Prince Poppycockです。最初に見たとき、かつてのローリー寺西を更にゴージャスにしたバージョンみたいと思ったのはヒミツ。。。

Prince Poppycockは、見てお分かりの通り(?)オペラ・シンガーです。
文字通り、度肝を抜くゴージャスな衣装(自分でも作るそうです)で、さらに度肝を抜くフィガロのアリア(オペラ『セビリアの理髪師』のLargo al factotum della città)を艶やかな伸びのある声で歌い上げるという”一人オペレッタ”で審査員を絶句させた力量の持ち主です。

オーディションを勝ち抜いて、現在セミファイナルに残っていますが、先週8月25日に放送された第1回セミファイナルでのPrince Poppycockのパフォーマンスはもう素ン晴らしかった!!
それまでのオペラのレパートリーから200年ぐらいジャンプして、何とQueen『ボヘミアン・ラプソディ』Prince Poppycock版を引っ下げて登場したのです。
衣装、小道具、演出、パフォーマンス、全てがパーフェクトで、完成度もダントツでした。審査員も観客も総立ちでスタンディング・オベーションでした。
どうかどうか是非ともファイナルで勝って欲しいです!


Prince PoppycockことJohn Qualeさんは、子供の頃から歌を習っていて、歌手になりたかったけれど、内気で自分に自信が持てず、チャンスに恵まれないまま、夢と現実の間で葛藤していたと言います。
2006年、彼は第二の人格(もしくは本来の人格?)とも言うべきPrince Poppycockを生み出し、昼間は彫金師、夜はナイトクラブでPrince Poppycockとしてオペラ歌手活動を始めました。
ご本人、ジョニデ系で素顔もかなりハンサムだと思うのですが、これがPrince Poppycockと同じ人かと思うぐらい、ものすごく自信無さげなんです。それが、ひとたびメイクをし、口紅を塗って、ウィッグを付け、華やかな衣装に身を包んだ途端に、静かで大人しくて伏目がちで線の細い気の弱そうな(ごめん)Johnは姿を消し、ステージに堂々と現れるのは、キリっと顎を上げ、背筋をそらして、『さあ、私を見て!』とばかりに胸を張るPrince Poppycockその人なのです。(ちょっとデーモン小暮閣下を思い出した…)


動いているPrince Poppycockが見られる、You TubeのATG公式チャンネルはこちら(注:音が出ます)
Official America's Got Talent

Prince Poppycockオフィシャルサイトは、こちら(注:音が出ます)
Prince Poppycock.com

他にもPrince Poppycockで検索すると、いろいろ出てくると思います。
是非、皆さんもPrince Poppycock旋風に巻き込まれてみてください。


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