バットマン『ダークナイト』-文句なしのシリーズ最高傑作! - UsagyのアメリカンTV気まぐれウォッチング | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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バットマン『ダークナイト』-文句なしのシリーズ最高傑作!

(2008年7月20日)

今年最大の話題作、『ダーク・ナイト』を観て来ました!

シリーズ最高傑作との前評判でしたが、まさにその通り。
キャスティング、脚本、音楽、映像…どこを取っても、文句のつけようがない出来でした!!

故ヒース・レジャー演じるジョーカーは、期待以上に怖くて、面白くて、魅力的です。彼を見るためだけに劇場へ足を運んでも良いぐらいの、鬼気迫る名演でした。

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ヒース・レジャー © Anthony G. Moore / PR Photos

ここまで凄いジョーカーだと、彼に映画を持って行かれてしまうのでは? と、実はちょっと懸念していたのですが、役者バカとも異名を取るクリスチャン・ベイルに、そんな心配は無用でした。

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クリスチャン・ベイル © PRN / PR Photos

ジョーカーとバットマン=ヒース・レジャーとクリチャン・ベイル=の二人が揃って画面に登場するだけで、何かがスクリーンから飛び出してきそうな危機感…というか、濃過ぎるぐらいの密度感が迫ってきます。
見終わった時には、喉は乾くし、肩は凝ってるし…なんか2時間半の間、ずっしりと重たい物を持った気分でした…(笑)

先ほど、音楽も良い!と書きましたが、実を言うと音楽はあまりないんです。
BGMがまったくないシーンもあります。
それが逆に、ものすごい緊迫感と緊張感を煽ることになって、素晴らしい効果を生んでるんですよね。

さらにキャスティングの魅力は、もう語るまでもないでしょう。
前作『バットマン・ビギンズ』から続投のマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンは、ガッチリと脇を固めていて、世界観がまるで揺るぎませんし、見せ場もしっかりあります。

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マイケル・ケイン © Solarpix / PR Photos

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モーガン・フリーマン © Solarpix / PR Photos

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ゲイリー・オールドマン © Sylvain Gaboury / PR Photos


スケアクロウのキリアン・マーフィの再登場も嬉しい。
バットマンの宿敵の一人となるトゥーフェイス/ハーヴェイ・デントを演じるアーロン・エッカートも負けてませんでした。

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キリアン・マーフィ © David Gabber / PR Photos

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アーロン・エッカート © Solarpix / PR Photos

今年見た映画の中では最高でした。
これを超える作品は暫く出ないんじゃないか、とさえ思えます。

是非劇場へ足をお運びください!!

海外TV好きとしましては、エリック・ロバーツ(『Heroes』)や、アンソニー・マイケル・ホール(『デッド・ゾーン』)の登場も嬉しかったし、何より、ウィリアム・フィクナー(『プリズン・ブレイク』のマホーン捜査官です!!)が、ちょっとの出番なのに、いかにも彼らしい役柄での登場だったので、ニヤリとしてしまいました。
もしかしたら、この映画で一番ウケたのは、彼が出たシーンかも(笑)。
ファンの方、是非注目してくださいね!

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エリック・ロバーツ © Chris Hatcher / PR Photos

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アンソニー・マイケル・ホール © Scott Alan / PR Photos

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ウィリアム・フィクナー © Glenn Harris / PR Photos

ちなみに、私の海外ドラマの原体験は広川太一郎氏がアテレコをしていたTV版バットマンでした。
バットマンには特別な思い入れがあったので、大人になってから原作のアメコミ本に手を出してみたら、あまりのテイストの違いに愕然としたものです。(ヨレヨレの年老いたバットマンが必死に戦う内容でした……)
アメコミでバットマンが登場したのは1939年(!)ということなので、時代の変遷と共に、コミックの描き方やストーリーも大きく変わって来たのでしょうけど、TV版の軽いノリでしか知らなかった私には、かなりショックでした。。
これで、『バットマンって暗いマンガだなあ……』という漠然とした印象が出来上がったわけですが、今回の『ダークナイト』は、まさにダーク・ヒーローとしてのバットマンの魅力を、100%引き出した映画になっていると思います。

★5つ!!



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コメント

naonaoさん
コメントありがとうございます。
4回もご覧になられたのですね!私もまた観に行きたいと思っているのですが、かなり精神力が要求される映画なので(笑)、気力体力ともに充実していないと途中で息切れしそうです。体調を整えて、2回目はじっくり鑑賞したいです。
ヒースの演技には鳥肌が立ちました。彼のジョーカーを超えるジョーカーも、そうそう現れない気がしますね。

投稿者:usagy |2008年8月11日 15:33

確かに今年最高!
NO1間違いなしです!!
もう4回観ましたが、観足りません(笑)
すっかり、中毒状態です!
ノーランありがとう!
そしてヒース、クリスありがとう!!
ヒースに合掌!!

投稿者:naonao |2008年8月11日 07:19

>ななんぼ様

コメントありがとうございます。
TBのほうも、再度お送りいただいて、お手間をとらせてしまい、申し訳ございませんでした。
やっぱり文字化けしてるみたいで、何か相性が合わないのかもしれませんね…(笑)今、TVGのウェブ担当の方に聞いてみていますので、何かわかったらお知らせします。

ダークナイトはまさに大人向けのエンターテイメントともいえる大作でした。重厚な、ともいえる厚みのある映画で、2度目を見に行くには精神力と体力を再びチャージしてからじゃないと、行けそうにないぐらいです。こんな集中力と緊張感が見る側に必要とされる映画は、他にないような気がしますね。

投稿者:usagy |2008年8月 6日 08:59

こんばんは。
「続・蛇足帳~blogばん~」のななんぼです。
コメントありがとうございます。

TBの件でご迷惑をお掛けして申し訳ありません。再びTBさせて頂いたんですが、文字化けしていなければいいですが…

この作品は「今年のベストムービー!」と断言してもいいくらい本当に凄まじい作品でした。

投稿者:ななんぼ |2008年8月 5日 19:25

かめさん
コメント&トラックバックをありがとうございました。
「ダークナイト」は筋金入り?のエンターテイメント映画に仕上がっていましたね。とても中身の濃い傑作だと思いました。
映画を観ながら唸ったのは久々です(笑)。

投稿者:usagy |2008年7月30日 14:32

Usagyさん、
返TBありがとうございました。
ヒースをはじめとする役者、ストーリー、アクション、全てが高質のエンターテイメントで、存分に楽しみました。

投稿者:かめ |2008年7月30日 11:31

しみずさん
コメントありがとうございます。
日本でも、『ダークナイト』もうすぐ公開ですね~。
夏の暑さもヒース=ジョーカーのおかげで、ちょっとヒンヤリするかも。あと、ジョーカーには、私的に物凄かったサプライズシーン(夢に見そう…)があるので(笑)、どうぞお楽しみに!

『ダークナイト』は単体でももちろんバットマン映画として楽しめると思いますが、前作のほうも見ておいたほうが、より楽しみが増えるかと思います。できたら、是非予習してからご覧になってみてください~。

投稿者:usagy |2008年7月25日 12:22

すごく観たいです~!!
Usagyさんのレビューを拝読してますます観たくなりました(^^)
大変はずかしながら、1つ前の作品をどうしても時間がなくて観に行けず、
その後録画したのに、それもまだ観られていないんです。。
必ず予習して劇場に向かいたいと思います!

投稿者:しみず |2008年7月24日 22:57

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