『Flashpoint』-カナダ生まれのTVシリーズがアメリカに進出!
カナダのテレビ局 CTV 製作の新シリーズ Flashpoint が、アメリカのCBSネットワークにて、今年後半から放送されることになりました。
現在、第1シリーズ13話分のオンエアが決定しているとのことです。
カナダの主要テレビで見られるTVドラマは、ほとんどがメイド・イン・USA。
そんな流れの中で、カナダ産テレビドラマがアメリカに逆進出するのは、1994年の Due South(邦題 『騎馬警官』)以来初めて、という快挙です。
CTVも宣伝にかなり力を入れていて、もう1ヶ月ぐらいテレビCMを見続けてる気がします。
待ちに待ったプレミア放送は、今夜(7月11日)夜10時からです。
Flashpointは、パイロットシリーズ名が「Sniper」というタイトルだったことからも判るように、Strategic Response Unit (SRU) と呼ばれる凄腕の狙撃チームの活躍を描くドラマです。
『ヴェロニカ・マーズ』の父親役で知られるエンリコ・コラントーニ
エンリコ・コラントーニ © Lee Roth / RothStock / PR Photos
『Durham County』等カナダのテレビドラマでいつも渋い役を演じているヒュー・ディロン
『Whistler』(有名なスキーリゾート”ウィスラー”を舞台にしたドラマ)のデビッド・パートコー
デビッド・パートコー © Lee Roth / RothStock / PR Photos
等々が主要キャストに名を連ねています。
デビット・パートコーは、「AVP2」(エイリアンVSプレデター2)に出ていたので、日本ではこの映画で顔を見た人のほうが多いかもしれませんね。
ドラマに登場するSRUは、トロントに実在する警察の特殊部隊Emergency task force(ETF)からヒントを得たとのことで、骨太でリアルな内容が期待されます。
また、出演者は実際にETFで訓練を受けたそうです。
このETFですが、出演者の一人エンリコ・コラントーニによれば、なんと”a secret ninja society”みたいだとか。
ヒミツ忍者部隊?……忍者部隊月光?(古過ぎますか…)
トロントの警察がモデルなだけあって、撮影地もトロント。
やっぱりスナイパーといったら摩天楼がないとサマにならないですよね。
バンクーバーは、スナイパーが似合わない街なので、きっとドラマに登場することはないでしょう…。
ところで、以前のエントリーで、カナダ発”揺れる”ドラマ『The Guard』をご紹介しましたが、7話でオンエアが止まってしまい、早くも打ち切りか?! と思ったのですが、なんと、
『海が舞台のドラマなのに、寒すぎて海での撮影が不可能』
という、もっともなような、切ないような、いかにもカナダらしい理由で、本来13話存在するはずの第1シーズンが7回で終了した、ということが判明しました。
残り6回分はシーズン2に持ち越しということになり、これに新エピソード9回分を足して、シーズン2は全15回になる予定だそうです。
短い夏の間に撮影しておかないと、また天候不良で撮影不可能になりそうですが、そうなると、ドラマ内には青空しか登場しない平凡な画づらになってしまいそうな気がします……。
第2シーズンがどうなるか楽しみです。