スキャンダル満載!英国王室一族を描く「The Royals」 - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

ハリウッドなう by Meg


前の記事:
今度は「HOUSE」クリエイターの新作「Battle Creek」
次の記事:
「12モンキーズ」ヒロインがアマンダ・シュルだから目が離せない

スキャンダル満載!英国王室一族を描く「The Royals」

(2015年3月11日)

1月15日、NBC系列ケーブル局が早朝からパネルインタビューを実施しました。NBCスポーツ部からスーパーボウルについて話を聞きながら、宴会場でお昼を頂戴し、プレスツアー会場に戻ってみると….何と入口には、英国王室の衛兵が立っていました。中に入ってみると、各席には「午後の紅茶」が用意されているではありませんか!午後1時30分から始まるE!局初のオリジナルドラマ「The Royals」の制作発表の雰囲気作りです。こんなおもてなしは初めて!と喜んでいると….

RoyalsTeaTime.jpg
格式高いアフタヌーン・ティー一式が、テーブルに用意されていた。但し、ティーバッグもケーキ類も、毎日ホテルが提供しているものと同一で、がっかり。 (c) Meg Mimura

「The Royals」のキャストが、王室にふさわしい吹奏楽をバックに登場しました。エリザベス・ハーリーが王座に着くと、まだパイロットも観ていないと言うのに(シーズン1のプレミアは3月15日)、のっけから編成局長がシーズン2の確約を発表する物々しさです。初のオリジナルドラマへの意気込みと自信を感じました。小さな部屋に押し込まれて、秘密裡(?)に開催された感がある「MAD MEN マッドメン」の制作発表とは月とスッポンです。AMC局は自信がなかったのでしょうか?

Elizabeth%20Hurley.jpg
国王より強いワンマン王妃ヘレナを演じるハーリー。元モデルだけあって、「邪悪な心をさりげなく衣装で表現した」と言うから、本作を観る楽しみが増えた。 (c) Paul Blandell/E!

クリエイターのマーク・シュワーンは「ある王室一族が見せる公の顔と、舞台裏の素顔のギャップを見せたかった」と言います。愛憎と欲望が渦巻く、スキャンダル好きには堪らないメロドラマです。

サイモン国王(ヴィンセント・レーガン)とヘレナ王妃(ハーリー)の悩みの種は、箸にも棒にもかからないリアム王子(ウィリアム・モーズリー)とプレイガール/アルコール&薬物依存性のエレノア王女(アレクザンドラ・パーク)。世継ぎのロバート王子を亡くし、突然、リアム王子にお鉢が回ってきて、金と暇に任せた遊び人生活を諦めなければなりませんが、国王は王室の存在自体を疑い始めています。

TroubledTwins.jpg
エレノア王女(パーク)とリアム王子(モーズリー)は、世継ぎの責任感がないので、毎晩ご乱行が絶えない。モーズリーは、「反逆児ハリー王子に、王座が回ってきたら?と想像して、役作りしました」と明かした。 (c) Stuart Wilson/E!

ヘレナ王妃は、手段を選ばず王室を守り、維持して行くと頑なに決めています。油断は禁物!国王の弟サイラス(ジェイク・マスコール)を初め、王座を虎視眈々と狙っている人間は山ほどいます。果たして、目に余る乱行が毎日のようにゴシップ誌を飾るリアムとエレノアは、王室に相応しい後継者の道を歩み始めるのでしょうか?

TheRoyalFamily.jpg
ロバート王子の葬儀に向かう、(左奥から)サイラスの娘マリベル王女(ハティー・プレストン)、国王の弟サイラス(マスコール)、サイラスの娘ペネロペ王女(リディア・ローズ・ビューリー)、サイモン国王(レーガン)、ヘレナ王妃(ハーリー)、エレノア王女(パーク)、リアム王子(モーズリー)。
(c) Paul Blundell 2013

ハーリーは、「ヘレナは王妃だけど、権力の濫用も厭わない、したたかな王妃よ!エリザベス女王とは何の関係もないことだけは、今から言っておくわね(笑)」と牽制します。何でも、「故ダイアナ王妃が生きていれば、こんな風になったかな?と想像した」とか。更に、ハーリーは「百一匹わんちゃん」の悪役キャラ、クルエラ・デヴィル要素も取り入れたと明かしました。逆に、レーガンが演じるサイモンは、長男を亡くし、21世紀に王室を存続するべきかどうかを熟慮する、当たりの柔らかい国王として描かれています。

王室の内幕を暴くメロドラマは、平民には’他人事’なので、十分楽しめます。

【動画】 ドラマ「The Royals」トレーラー


前の記事:
今度は「HOUSE」クリエイターの新作「Battle Creek」
次の記事:
「12モンキーズ」ヒロインがアマンダ・シュルだから目が離せない

最近の記事

▲ TOP