『Eastwick』キャンセル…シーズン2の可能性はナシ?
今年の秋シーズンに始まったばかりの『Eastwick』ですが、残念ながら視聴率不振のためキャンセルというニュースがはいってきました。
『Eastwick』は、『イーストウィックの魔女たち』というタイトルの映画にもなったジョン・アップダイクの小説が元になっているんだそうですが、設定を使っただけ、っていう感じなので原作というわけではないようです。
グラマラスな魅力のロキシー(レベッカ・ローミン)、可愛くてセクシーなジョアナ(リンゼイ・プライス)、赤毛の知性派美女キャット(ジェイミー・レイ・ニューマン)、と、それぞれ個性的な魅力を持つ三人の美女が顔を揃える様は、なかなかゴージャスなスリーショットでした。
左からリンゼイ・プライス、レベッカ・ローミン、ジェイミー・レイ・ニューマン、ポール・グロス Albert L. Ortega / PR Photos
1987年の映画版ではジャック・ニコルソンが演じた悪魔を、テレビ版ではポール・グロスが演じていました。
また、『KYLE XY』で主役の謎の天才青年カイルを演じていたマット・ダラスが、ロキシーの若い恋人役で出ていて、カイルの大ファンだった私には嬉しい驚きでした。
マット・ダラス PRN / PR Photos
何よりあのポール・グロスが、人の良いカナディアンの代名詞『騎馬警官』のフレイザーとは180度違う”悪魔”ダリル・ヴァン・ホーンを、どんなに意地悪に嫌味ったらしく演じているかを見るのが毎回楽しみでした。彼の特徴的な先っちょが尖った歯がなんだか悪魔っぽい~~とか思いつつ(笑)
これまでの展開だと、ストーリーの核となる部分がどの辺にあるのか今イチつかみにくくて、スリラーなのかミステリーなのかブラックコメディなのか『デス妻』ばりの人間模様を描くドラマなのか、どう見て良いのか判らず、見ていてもドラマとして惹きつけられる部分が分散していた気がします。
それでも、最近放送されたエピソードでは、ダリルの謎を握る過去の”魔女たち”の一人として、シビル・シェパード(『こちらブルームーン探偵社』)が登場し、これから本格的に『Eastwickの魔女たち』の活躍が始まっていくのか??と、思った矢先のキャンセルニュースでした……。
シビル・シェパード Rick Stephens / PR Photos
とりあえず13話(考えてみたら不吉な数字ですね…)で終了とのことですが、現在第7話までオンエアされていて残りが6話。ただし、別番組に差し替えがあったりして、次のオンエア予定は11月25日です。
色々と中途半端なストーリー展開のままなので、なんとか収拾をつけて終わってくれたらいいなーと思います。
TV業界の視聴率競争を生き残るのは、やはり厳しいものですね。それでも、ポール・グロスの新しい役柄が見られたのは収穫でした。次は例の西部劇映画かな??