怒涛のシーズンファイナルの連続に脱力&夏到来に眩暈
まだ6月だというのに、バンクーバーは異常なまでに暑いです。>29度
そんなの暑いうちに入らないだろうと思われるかもしれませんが、つい1ヶ月前までは冬物の上着を手離せなかった雨がちの天候と比べたら、トンネルを抜けたらそこは常夏の国だった…などと文豪気取りの一つもしてみたくなるぐらい脳が沸いてしまう暑さなのです。
しかも徐々に暑くなるならまだしも、前触れもなく突然の夏なので、アタマも体もついていけません。
おまけに、日本と違って一般家屋にはエアコンというものは存在しないので、暑ければ窓を開ける、ぐらいしか涼む方法がありません。
でも、我が家は窓を開けていると、野生のリスが飛び込んできたり、庭に出没する強烈なスカンク臭(汲み取り便所の匂い…)が漂ってきたりするので、うっかり開けてられないのです。
さてさて、例年よりも一足も二足も早い夏の訪れに先駆けて、色んなドラマがシーズンファイナル、または、シリーズファイナルを迎えました。
気合を入れて臨んだ各”ファイナル・ウィーク”ではありましたが、途中で息切れしてしまいました…
クリフハンガーの連続で、どんどん見る気力が削がれていったのと、バンクーバーが突然夏になっちゃったから!!>いやマジで…
何せ半年以上に渡る寒さと雨と太陽ナシの耐乏生活を耐え忍んだ末の青空なので、地底都市エンバーから地上に出た気分が実地体験できます。
部屋に閉じこもってテレビ見てる場合じゃないよ!外に出て日光に当たらなくっちゃ!!(でも日焼け止めはSPF60以上推奨)と、私のようなテレビっ子でも強迫観念に駆られてしまうのであります。
でも何とか息切れ前に見られたファイナルそれぞれについて、今更ですが総括してみます。
「Smallville」(ヤング・スーパーマン)は、スーパーマンの宿敵ドゥームズデイが登場した今シーズン、色んなキャラクターに新展開が訪れました。そして、クラークにも大きな変化が…というところで、次シーズン。
トム・ウェリング Lee Roth / RothStock / PR Photos
「スーパーナチュラル」は、前シーズンファイナルほどの衝撃度はなかったものの、やっぱりクリフハンガー。ディーンとサムはアポカリプスを防げるのか?!…というところで続く……。
次シーズンは、イケメン・コロンボ天使ことカスティエルがレギュラーということで、わくわくです。
「NCIS」は、これまたお得意のクリフハンガー。…心臓に悪いです。TIVA(トニーとジヴァのRelationshipをこう呼ぶらしい)に大展開が。別に電撃結婚とかでは全然ありませんでしたのでご安心?を。
コート・デ・パブロ PRN / PR Photos
スピンオフシリーズのタイトルは、「NCIS: Los Angeles」になるそうです。
…ヒネリのないタイトルだけど、まあ判りやすいか。。スピンオフの紹介エピソードにて、ロスチームの女性上司を演じていたLouise Lombardは、秋からのシリーズには登場しないそうです。
私は、クリス・オドネルが毎週見られる!と思うと、それだけでワクワクです。
今年の秋からの火曜日は、「NCIS」に続いて「NCIS:Los Angeles」という、NCIS2本立てで楽しみな夜になりそうです。
クリス・オドネル Janet Mayer / PR Photos
さて、映画「スター・トレック」が全米大ヒット中のJ・J・エイブラムス製作のテレビドラマ、まずは「LOST」。
次シーズンがシリーズファイナルということで、今シーズンは島の過去の歴史が延々と語られました……。
でも未来も一緒に語られるので、過去に戻ったり未来に行ったり…と、余りの難解さゆえか、ときどき画面下からニュル~~っと『今のこのシーンは三年前の××で、エピソードタイトル「○○」で描かれたこのシーンが関係してます』というトリヴィアガイドが出るので、さらにややこしいことに…。必死にトリヴィア読んでると、セリフは聞き逃すし、シーンも見逃しちゃうんですよ……。
役に立つんだか、迷惑なんだかよくわからないトリヴィアです。
おかげでさまで今シーズン…私は見事にLOSTしてしまいました……秋になるまでに復習しないと、次シーズンに追いつけない。。。
マシュー・フォックス Albert L. Ortega / PR Photos
そして、彼が手がけるもう一本のヒットシリーズ、「Fringe」(フリンジ)。
FBI捜査官のオリヴィアと、マッドサイエンティスト父子が繰り広げる、X-ファイル+トワイライトゾーン的なドラマで、去年の秋から始まりました。第1シーズンの最終話には、あのミスター・スポックことレナード・ニモイ氏が全ての謎の鍵を握る人物として登場し……これまたクリフハンガーでした。ああ…
レナード・ニモイ Albert L. Ortega / PR Photos
「プリズン・ブレイク」は今シーズンでシリーズファイナル。
長年親しんだマイケルとリンクとその仲間達の逃亡生活に、ついに終止符が打たれるのですが。。。最後は「そりゃないよ!」的な展開に、思わず涙してしまいました……
ウェントワース・ミラー Chris Hatcher / PR Photos
「24」シーズン7は、大好きなトニー・アルメイダの復活と、ビルとクロエの登場に大喜びだったのも束の間、あれよあれよという怒涛の急展開で、最終話はこれまたいつものように、「えっ?!これで終わり???」というラストシーンでした。…もう慣れたはずなのに、やっぱり驚いてしまう私は、きっとオバケ屋敷でも脅かし甲斐があるタイプかも。
判ってるんですよ!
シーズン8では、再び元気に復活したジャック・バウアーが見られるのは!!!
「24」キャスト Albert L. Ortega / PR Photos
その点、私的癒し系ドラマナンバーワンの「Mentalist」は、さすが癒し系なだけあって?視聴者にも優しい(ある意味ね…)終わり方でありました。
次シーズンからは、放送曜日と時間帯が変わり、なんと激戦区の木曜日にぶつけられます! それだけで、このドラマがどれだけ出来がよくて、期待されているかが判りますね。
サイモン・ベイカー、ロビン・タニー Albert L. Ortega / PR Photos
しかしながら、毎日のようなファイナル尽くしで、途中から減速→失速→脱落状態でした。Vancouver Sun Run(毎年5万人以上が参加する10キロマラソン)で言うなら8キロ地点で倒れた感じでしょうか……。
おかげで、「CSI」は全シリーズのシーズンファイナルを逃し、「House」も「クリミナル・マインド」も気を緩めた一瞬で見逃し、……秋シーズン開始までの再放送で何とか追いつきたいです。
まずは、太陽の誘惑に打ち勝つ術を身につけないと!……>無理かも……