第44代米国大統領就任式中継-2009年1月20日
いよいよ明日(北米時間)2009年1月20日は、アメリカ合衆国第44代大統領オバマ氏の就任式です。
バンクーバーで見られるアメリカ系テレビ局では、朝7時から、なんと7時間!!に渡って、ナマ中継をします。
バンクーバーはPacific Standard Time(太平洋標準時間)を採用していて、ワシントンのEastern Standard Time(東部標準時間)よりも3時間遅いため、現地時間午前11時半からの就任式に合わせるとこんなに朝早くからの放送になるんですね。
バラク・オバマ次期大統領 Erik Kabik / PR Photos
カナダはアメリカと同じく移民の国なので、お隣のアメリカからの移民者もたくさんいます。
そういった人たちの中には、Democrats Abroad(海外在住の民主党支持者たちの組織)のメンバーもいます。これは世界的規模の組織(日本にも支部があります)ですが、特にカナダとアメリカは距離も近いので、盛り上がりも相当なものです。
TVのニュースや新聞では、アフリカ系移民者たちに街頭インタビューなどをしていて、彼らがいかにこの歴史的な瞬間を待ちわびていて、オバマ新大統領の就任をどれだけ心から誇りに思っているか、ヒシヒシと感じることができます。
この歴史的な就任式中継を見るために会社に遅刻する人が続出するだろう、とも言われています。
また、現地で見るために休暇を取って、車で何時間も掛けてワシントンへ行き、良い席(?)を確保するため数日前から現地入りしている人たちもいるそうです。
祝賀イベントには、トム・ハンクス、ジェイミー・フォックス、ビヨンセなどのセレブをはじめ、ゲストパフォーマンスをする大物ミュージシャンもたくさん。スティービー・ワンダーやU2の他、先日「The Wrestler」でゴールデン・グローブ賞最優秀主題歌賞に輝いたブルース・スプリングスティーンも参加する予定で、壮々たる顔ぶれです。
ET Canadaでも話題の中心になっていました。
これほどの人気ぶりは、噂では、リンカーン大統領の就任式以来だとか。(……いったい誰がリンカーンの就任式を覚えているのか疑問なところですが、多分、公文書などの記録が残ってるのかなあ~?)
米国史上初の黒人大統領であり、さらに、その指導力にもかなりの期待が掛けられているバラク・オバマ氏。
今のアメリカは難題を数多く抱えていて、前途多難な様子は政治にはズブの素人の私にも判るぐらいです。そうした問題と今度どう取り組んで行くのか、アメリカを導くオバマ新大統領の手腕に注目したいと思います。
コメント(0)|おしゃべりfromVan