14年エミー賞根回しイベントはモモアで終了
2014年度のエミー賞根回しイベントは、6月12日の「The Red Road」で締めくくられました。3月18日のブログ「スティングとジェイソン・モモアの共通点?14年冬のTCAプレスツアー」でご紹介した同作は、Sundance TVの名にふさわしい独立系映画の雰囲気を醸し出すオリジナル作品です。3話まで観ましたが、余りの暗さに4話以降観る気にならず、この日参加したのは、ATAS会員にどれほど受けているのか?をこの目で確かめたいという気持ちからです。
左からマーティン・ヘンダーソン、ジェイソン・モモア、アーロン・グジコウスキー。客席からの質問を聞き取ろうと身を乗り出すモモア。 (c) Meg Mimura
案の定、今年最後の根回しイベントにも関わらず、参加者はまばらで、かろうじてSAG会員が参加して質問が次々と出たおかげで、白けることはありませんでした。パイロットを試写後、パネルインタビューに登場したのはクリエイターのアーロン・グジコウスキーとトム・サイズモア、タマラ・チュニー、マーティン・ヘンダーソン、モモアのキャスト4人です。モモアは「サイズモアと共演できるなんて夢のよう!」と述べ、チュニーは「サイズモアもモモアも昔から知っている気心の知れた仲間!」と言い、ニュージーランド出身のヘンダーソンは、「名優達と仕事ができるなんて!」などと、一大賞賛大会でした。
この番組で、一番熱演しているジュリアン・ニコルズは、トラウマからアルコール依存症になったジーン役。ポスターのみの参加は残念無念。「Masters of Sex」でも好演したので、エミー賞ゲスト出演女優賞の候補に是非挙げてもらいたい。 (c) Meg Mimura
1月TCAツアーでの制作発表時には、モモアは寡黙な「男の中の男」でしたが、「The Red Road」のレナペ・インディアンの末裔でムショ帰りのフィリップ・コーパス役について、それは饒舌に語りました。「夜、すれ違いたくない奴」とはモモアの言葉ですが、サイズモアが演じるフィリップの父親ジャックの方が、真の極道です。モモアは「父ジャックの前では、借りて来た猫に変身するならず者役は面白い」と言いつつも、昔から師と仰いでいたサイズモアと共演できて、「心の中はうひうひものさ!」と尊敬の眼差しを向けます。
左からサイズモア、チュニー、ヘンダーソン。チュニーは画面で見るより、細身の長身。 (c) Meg Mimura
因に、モモアがこの役を受けたのは、「台詞は英語だし、衣装ありだからね!」とか。コナンやカール・ドロゴ役に比べて....と言うことですよね?シーズン2は1と同様6話仕立てで、2015年に放送予定です。
ゴールデンソン劇場の舞台脇に佇むエミー像(奥、金色の像)の前で、ファンと写真撮影するモモア。
(c) Meg Mimura
ヘンダーソンは根気良くサインに応じていた。 (c) Meg Mimura