6月はケーブル作品が目白押し - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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6月はケーブル作品が目白押し

(2013年6月14日)

地上波局のシリーズが5月3週目辺りまでに完了し、今は夏場の穴埋め作品ばかりが放送されていますが、6月に突入して、ケーブル作品が俄に活気を帯びてきます。

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TNTから送られてきた継続/新番組のスクリーナーの数々。つい最近までは、趣向を凝らしたパッケージに入っていたが、スクリーナーとプレスリリースが、番組写真を貼付けた封筒で届いた。新番組以外は、段々、お粗末になっていることは否めない。

手元に届いたTNTの継続番組の第一話、新番組のパイロットを楽しんでいます。
6/9  「フォーリング スカイズ」シーズン3
6/10 「Major Crimes」シーズン2
6/10 「King & Maxwell」新番組
6/19 「Franklin & Bash」シーズン3
6/25 「リゾーリ&アイルズ」シーズン4
6/25 「パーセプション」シーズン2

「パーセプション」は、ピアース博士(エリック・マッコーミック)の妄想にひねりが利いていて、思わず「さすが!」と唸ってしまいました。「Major Crimes」は、ご存知「クローザー」のスピンオフですが、ジョンソン本部長補佐(キーラ・セジウィック)が画面から姿を消した後、居残り(失礼!)キャラで維持できるのか?と心配していましたが、視聴率も高く、住み慣れた我が家に帰るような'居心地'の良さを発揮しています。

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「クローザー」のキーラ・セジウィックが画面から姿を消して1年。TNT以外で再放送されているので、LAでは毎週土曜日午後5時から2時間、ブレンダを楽しむことができる。 Sylvain Gaboury / PR Photos

一方、「Major Crimes」シーズン1で時々顔を見せていたフリッツ役のジョン・テニーも新居を見つけました。同局の新番組「King & Maxwell」は、元秘密諜報員ショーン・キング(テニー)とミシェル・マックスウェル(レベッカ・ローミン)が私立探偵として活躍するアクション捜査ものです。デヴィッド・バルダッチの同名の小説のキャラを土台に創作されたシリーズです。私立探偵の男女コンビは、新しいアイデアではないので、テニーとローミンが視聴者を惹き付けられるかどうかにかかっています。

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USAから送られてきた継続/新番組のスクリーナーの数々。TNT同様、パッケージに凝る余裕がないようだ。去年は番組名入り、ケーキが届いたような記憶が....

USAから届いたのは、
6/6  「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」最終シーズン
6/6  「Graceland」新番組
6/12 「救命医ハンク セレブ診療ファイル」シーズン5
6/12 「ダニーのサクセス・セラピー」シーズン3

「ダニーのサクセス・セラピー」は、精神衛生臨床医サンティーノ博士(キャリー・ソーン)の職場がスポーツ選手のエージェントに替わり、会社社長コナー・マクレイン(ジョン・ステイモス)が上司になりました。ステイモスとの関係はどうなるのでしょうか?楽しみです。

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「ダニーのサクセス・セラピー」で紅一点のサンティーノ博士を演じるキャリー・ソーン(左)と、シーズン3からサンティーノ博士の上司+??を演じるジョン・ステイモス。男運の悪いサンティーノ博士は、自らカウンセリングに通うべき! Charles Norfleet, Emiley Schweich / PR Photos

新番組「Graceland」は、ユニークなキャラの集合体を誇ってきたUSA局の異端児(?)と言えるでしょう。「ホワイトカラー」のクリエイター、ジェフ・イースティンが創作した、極めて暗〜い捜査ドラマです。南カリフォルニア(ヴェニス・ビーチらしき?)の海辺の豪邸に同居するFBI、DEA (麻薬取締局)、ICE(出入国関税管理局)の諜報活動員6人の嘘で固めた公私を描きます。

一方、地上波局の夏の穴埋め作品の中で、CATVの新作「Motive」、シーズン3再開の「ルーキーブルー 〜新米警官奮闘記〜」、米国版「Mistresses」など、ABCは相変わらず突出した努力をしています。元々、カナダで制作されたものが大好きな私は、「Motive」と「ルーキーブルー」を多いに楽しんでいます。昨年は、NBCが放送していた、生と死の世界を彷徨う医師と恋人、元妻の複雑な関係を描く「Saving Hope」に甚く入れ込んでいたのですが、フィナーレに行き着く前に放送を打ち切られてしまい、悔し涙を流しました。

カナダの評論家仲間に言わせると、「The LISTENER」「Saving Hope」「ルーキーブルー」など、「カナダの作品を観ているのは君だけ!」とか。カナダ人は自国で制作したものは観ないし(ダサイと思っているようです)、米国には面白い作品が山とあるので、「君独りで頑張っても、継続されないのは当然!」と言われてしまいました。外国人の目には、情緒深く、馬鹿馬鹿しくなく、過激でもない’中庸‘をまっしぐらの所が大好きなのですが....それに、哀愁漂うカナダ人俳優は、貴重な存在です。

HBOは、「トゥルーブラッド」シーズン6が再開される6月16日を前に、14〜16日まで、無料視聴を可能にすると発表しました。シーズン6プレミアまでに、過去のシーズンを観て、すっかりハマったら、加入者が増えるという計算です。今週末は、HBO三昧を決め込みました。何か、観ておく番組があったかしら?Showtimeと異なり、パイロットさえ送って来ないので、記憶が全くありません。マット・デイモンがリベラッチの恋人役を演ずる「Behind the Candelabra」は観られるでしょうか?昨年11月のがっかり体験の後なので、余り期待しないことにします。

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リベラッチの恋人役を演じたマット・デイモン。「衣装合わせを満喫しすぎて、怖くなった」と1月のTCAで告白。 Landmark / PR Photos


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