過去日記~海外ドラマライターになるまで~その1 - 清水久美子のライターズ・プレイス&海外ドラマのイケメンをチェック! | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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過去日記~海外ドラマライターになるまで~その1

(2012年3月 6日)

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以前、自分のホームページに書いていた、今の仕事に就くまでの道のり(かなり長く、遠回りしてます;)を、当時の自分の視点で記した「過去日記」というものを、数回に分けてこちらに掲載させて頂きたいと思います(加筆、割愛、修正箇所あり)。内容は、今の仕事につながる出来事が中心です。すでに読んでくださったことがある方には、すみません! どうか読み飛ばしてくださいませ(でも、今回結構直したかも!?)。

※文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。

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【その1】スタートは、小学校4年生。


小学4年 ○月×日
今日、Aちゃんと「将来は作家になりたい」という話をした。2人とも「モモちゃんとプー」の松谷みよ子さんがあこがれ。


小学4年 ○月X日
夏休みの宿題の自由課題でお話を書くことに決めた。少年探偵団ものが人気なので、私も「ちびっ子探偵団」というシリーズにする。


小学4年 ○月×日
「ちびっ子探偵団」を担任の先生に添削してもらう。シリーズを続けていって、全部で第3弾まで書くことにする。


小学5年 ○月×日
落語全集ばかり読んでいる。作家にはあんまり向いていない気がしてきた。だからと言って、落語家になりたいとは思っていない。今の担任の先生は「子供が好きじゃない」という態度を出している先生で、お話を書いても添削してくれそうもない。


小学6年 ○月×日
今日は小学校の卒業式と謝恩会だった。大好きな担任のB先生が、私が卒業制作で書いた作文を校長先生に見せたらしく、謝恩会で校長先生がみんなの前で読んでほめてくれた。私はいつも、どうやったらうまく書けるかばかり考えて作文を書いていたが、その作文だけは、苦手だった跳び箱やバスケットがB先生のおかげでできるようになって嬉しかった、というようなことを素直な気持ちで書いたものだった。大勢の前でほめられたのなんて初めて。B先生もお母さんも喜んでくれて、すごく嬉しかった。私は何か書くことが大好きになった。


中学1年 ○月×日
中学って小学校と違って全然楽しくない。わけのわからない集団いじめをされる日々。


中学1年 ○月×日
同じクラスに助けてくれそうな人がいない。親や先生に相談する気が起こらない。自分で何とかしなきゃ。


中学1年 ○月×日
違うクラスの強そうな女の子に相談してみた。その子は、いじめのリーダー格の2人と同じ小学校出身。すごく優しい。私を守ってくれると言ってくれた。少し安心した。


中学1年 ○月×日
勇気を出して、リーダー格2人を教室のベランダに呼び出して、ノートいっぱいに書いた抗議文を思いっきり強気で読み上げてやった。守ってもらう約束を取りつけたこと(「あの子に言いつけるなんてずるい」とか文句を言うリーダー格2人)、このまま私をいじめ続けると、どんな悲惨な将来が待ち受けているか、など一気にできるだけ冷静に読み切った。そうしたら2人はひるんで泣きそうな顔になった。どうやら内容がかなりこたえたらしい。ペンは強し。


中学1年 ○月×日
リーダー格の2人は急に親切になった。変なの。でもいがみ合っているよりましなので、私も一応普通に接することにする。いじめは止んだけど、何かがつまらない。


中学1年 ○月×日
放課後、小学校に行き、B先生に相談した。B先生は「おまえは難しい子だったよ。理解して、コミュニケーションとれるまで時間がかかった」と、驚きの発言。難しいなんて誰からも言われたことなかったし、私は最初からB先生とすごく仲良しのつもりだったから。いくつかアドバイスをもらったら、だいぶ気持ちが軽くなった。さすがB先生だ。


中学1年 ○月×日
一応、懲りずに小説もどきのようなものを書き続け、ときどき国語の先生に添削してもらっている。とても厳しい指摘をもらう。


中学2年 ○月×日
B先生が亡くなったという知らせが届く。まだすごく若かったのに信じられない。 私はやっていけるだろうか。


中学2年 ○月×日
2年になって、すごく仲よくなった友達2人と交換日記をして、お笑いの話ばかりして過ごす毎日。将来のことなんて今は考えられない。ずっと時間が止まってほしい。


中学2年 ○月×日
また学校に忘れ物をしてきた。うちから学校まで2~3分。ちょっと遅い時間だけど、取りに行く。ペンライトを持って、わざとパーカーのフードをきっちりかぶって、そーっと忍び込む。自分の机をガサガサやっていると、パッと電気がついた。「また、お前か~。ちゃんと断ってから校内に入れよ」と、用務員さん。用務員さんと仲良しでよかった。スパイに憧れてるんです、とは声に出して言わないでおく。この中学の場所は、元死刑場だったらしいけど、夜何度も来ている割には幽霊なんて出たためしがない。霊感がなくてよかった。


中学3年 ○月×日
今つるんでるグループは、洋楽好きの人ばかり。イギリス派とアメリカ派に分かれているけど、私は断然イギリス派。Cちゃんが洋楽雑誌を学校に持ってきて見せてくれた。私が好きなデュラン・デュランやスパンダー・バレエのことがたくさん載っている。面白いなあ。将来はこんな雑誌で働きたい。


【その2】につづく。


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