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エヴァ・ロンゴリア、アメリカ・フェレーラのTV復帰作は、いずれも職場コメディー

(2015年11月30日)

「フレンズ」や「となりのサインフェルド」などの人気コメディーで一世を風靡したNBCも、最近では嘗ての栄光を取り戻すことを諦めたかのように、並以下のコメディーを下手な鉄砲も数打てば当たる式に排出するのみです。今秋も「Truth be told」は、出鼻をくじかれたままで、最早話題にもならず、ドラマ「Blindspot」「ブラックリスト」と「ザ・ヴォイス」に社運を賭けているかのようです。

この様な状況下、NBCコメディー・プレス・ジャンケットへの招待状が舞い込み、勇んで出かけて行きました。ユニバーサル・スタジオの敷地内のビルに、50人余りの評論家、ジャーナリストやブロガー(主にスペイン語圏の)が集まりました。

この日、紹介されたのは、来年1月4日から放送開始の「Telenovela」と「Superstore」の2作で、いずれもラテン系女優が主人公の職場コメディーです。

11月16日のNBCコメディー・プレス・ジャンケットのスケジュール
午後1時30分~2時    「Telenovela」パネルインタビュー
午後2時~2時15分     個別インタビュー
午後2時15分~3時30分  レッドカーベット
午後3時30分~4時    「Superstore」パネルインタビュー
午後4時~4時15分     個別インタビュー

「Telenovela」の主演/制作は、エヴァ・ロンゴリアです。「デスパレートな妻たち」(2004~2012年)のガブリエル・ソリース役で活躍後、テレビ番組制作や政治活動(オバマ大統領と直結していることで有名)に忙しく、画面から姿を消して3年余りになります。

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パネル後、個別インタビューを受けるロンゴリア。相変わらず、スリムなボディーにドレスが吸い付いているようだ。レストラン経営が失敗に終わった分、体型は維持できたのか?(c) Meg Mimura

「クーガータウン」や「マイ・ネーム・イズ・アール」の放送作家コンビ(クリッシー・ピートロッシュとジェシカ・ゴールドスタイン)が持ち込んだ企画より、ロンゴリアが長年温めていたテレノベラ(メキシコやラテンアメリカのメロドラマ)の舞台裏コメディーの方が面白い!と急遽乗り換えたと言う曰く付きです。コンビが書き下ろした「Telenovela」の第一稿を読んだロンゴリアが主役を務めると決まって、トントン拍子に進んだと制作の裏話が披露されました。

アナ・ソフィア(ロンゴリア)は、テレノベラ界の女王を自負していますが、実はスペイン語が喋れないことが、本作の味噌!それでなくても、嫉妬渦巻く四面楚歌の職場だというのに、新任のVivavision局長がアナ・ソフィアの相手役に元亭主ハヴィエル(ジェンカルロス・カネラ)を配役してしまったから大変!スペイン語が喋れないにも関わらず、劇中劇の主役パシオンの座を維持し、とにかく主役を狙っている共演者をいかに蹴落とすか、衣装担当の親友ミミ(ディアナ・マリア・リヴア)と結託して、守備を巡らすアナ・ソフィアです。

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左からリヴア、ロンゴリア、カネラ。この3キャラの絡みが絶妙だ。(c) Meg Mimura

ロンゴリアの’笑いをとるためなら何でもやります!’精神が漲っている上、共演者にも強者が勢揃いしていて、「他人事!」と大いに笑えるドタバタ風刺劇に仕上がっています。パネルインタビューでロンゴリアが指摘したように、「悪役しか回って来ない」と嘆いていたアマウリー・ノラスコ(オバマ支持者)の繊細な面を生かそうと、ノラスコのために作った役がロドリゴ。確かに、これまで観たことのない面を披露しています。

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「プリズンブレイク」のスクレ役で日本でも人気の高いノラスコ。「チェイス」の役もなかなか良かったので、悪役しかできない訳ではない。他の悪役専門俳優より、取っ付きは良く、近寄るのも怖い!とは思わなかった。(c) Meg Mimura

【動画】「Telenovela」トレーラー


一方、「Superstore」は、「アグリー・ベティ」(2006~2010年)で全世界の注目を浴びたアメリカ・フェレーラのTV復帰作です。大型量販店クラウド・ナインを舞台に、店長以下’負け組’軍団の生き様を描く職場コメディーです。

フェレーラは、9年前の初々しさを失い、すっかり見違えるほどです。思えば、21世紀に入って、「デスパ」でロンゴリアが、「ベティ」でフェレーラが、ラテン系女優の走りとして名を馳せました。あの頃は、ラテン系がLAの多数派民族になると宣告され、テレビ界でもラテン系を主役級にせざるを得ない状況だったと記憶しています。2人が画面から姿を消して、毎年黒人、インド人、アジア人など取っ替え引っ替えで人種多様性に対応していますが、ここに来てラテン系女優2人が同時に復帰するのは、何か意味があるのでしょうか?考え過ぎでしょうか?

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「ベティー」で初めて見た時は、何と初々しい!と思ったが、化粧も濃くなって生活感を感じるようになったフェレーラ。(c) Meg Mimura

フェレーラが演じる大型量販店のフロア主任エイミーは、19歳で子供を産んで人生が狂ったアラサー主婦。店で唯一の常識と責任感のあるエイミーは、夢も希望も失った10年選手なのです。知ってか知らずか、新入りジョナ(ベン・フェルドマン)をからかったり、過酷な新入りテストをしたり、揚げ足をとったりします。ジョナの無邪気さやゴマ擦りが癇に障るのか、それとも夢も希望もない毎日に嫌気が差して八つ当たりしているのか....とにかく、こんな環境で仕事したくな~い!と思ったのは私だけでしょうか?それとも、これが現実なのでしょうか?私には未知の世界ですが、笑えないどころかイジメ体験者としては、4話で十分!です。

【動画】「Superstore」トレーラー


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