豪邸でクリスマス!?アンディー・マクダウエル、ウィリアム・ホールドウィンに遭遇 - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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豪邸でクリスマス!?アンディー・マクダウエル、ウィリアム・ホールドウィンに遭遇

(2014年7月22日)

7月8日から2014年度夏のTCAプレスツアーが始まりました。会場は例年の如く、ビバリーヒルトンが現在、改築中の上、隣の空き地にも高級ホテル建設中で、掘削機の騒音でインタビューを中断せざるを得ないこともあります。都会のど真ん中ですから、仕方がないとは言うものの、喧騒は好ましくありません。

初日は視聴率割り出しの革命を迫られているニールセン社が最新の視聴者データと分析を発表しました。

Ovation局は、オリジナル・ドラマ「A Young Doctor's Notebook and Other Stories」シーズン2のパネルインタビューに、NYで舞台に立っているダニエル・ラドクリフが、衛星放送ながら参加しました。1910年代のロシアの、ある医師の公私の葛藤を描きます。ラドクリフは、ジョン・ハムの青年時代を演じていて、2人で共演する場面が多々あるそうです。

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ハム(右)は、モルヒネ依存症の医師役で、ラドクリフ(左)が演じる16年前の自分が、依存症にならないように、忠告を繰り返す一風変わったブラックユーモア劇。配役ミス?かと思いきや、2人とも番組の原作者ミハイル・ブルガーコフが大好きという共通点があって、プロデューサーでもあるハムがラドクリフを起用した。 Emiley Schweich, Solarpix / PR Photos

午後にぎっしり詰め込まれていたのは、ナショジオ局の新ドキュメンタリー8本。一番面白そうなのは「Sleepless in America」で、睡眠不足が引き起こすありとあらゆる問題を分析します。最低、8時間は睡眠をとらないと、支障を来すと発表がありましたが、ツアー初日はパーティーに参加したため、我が家に辿り着いたのは午後11時でした。2日目は開始が更に早かったため、5時間しか睡眠がとれず、少なくともツアー開催中は寝不足を覚悟しなければと、再認識しました。11月の放送をしっかりと研究して、睡眠8時間を取り戻そうと思います。

ここ4~5年、最もエレガントな晩餐会を開催することで、すっかり名を馳せたCrown Media Family Networksは、傘下のHallmark ChannelとHallmark Movie Channelの恒例のクリスマス番組/映画のプロモーションとして、「Northpole Christmas Celebration」と題して、イベントを開催しました。

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豪邸の裏庭に、クリスマスツリーとテーブルが設置されていた。番組毎に、キャスト数人とプロデューサーが各テーブルの上座に据え、運が良ければ(?)面白い裏話が聞ける。 (c) Meg Mimura

ビバリー・ヒルズの北側に位置するベル・エア超高級住宅街にある豪邸で行われる、真夏のクリスマスパーティーです。5メートル以上もある玄関の分厚い戸を開けると、クリスマス・キャロルを披露するグループが....天井にはめ込まれたステンド・グラスが印象的な、これまで目にしたこともない豪邸です。

アンディー・ウォーホルの自画像や、著名なアーチストの美術工芸品が、家中に陳列されています。玄関右手の一角は、まるで美術館のように立ち入り禁止のロープが張られていて、照明が全て落とされていました。我々テレビ評論家などに見せる価値はないと判断してのことでしょうか?

この日、ケータリングに入っていたシェフやウエイター達には立ち入り禁止だった、豪邸のキッチンも参観しました。こちらもロープが張られていて、近寄れませんでしたが、器具は一流、デザインもなかなかですが....全く使っている気配がありません。これも、見せるだけのキッチンなのでしょうか?豪邸には、よく日常使うキッチンとディスプレー用があります。

ダイニング・ルームには、20人が会食できるほどの巨大なテーブルがありましたが、一歩足を踏み入れた途端、床がガラス張りになっており、目を凝らすと階下には室内プールがあることに気づき、階下のプールに目を凝らしてしまいました。テレビでは、何度かこのようなデザインを観たことがありますが、実際に体験するのは初めて!余りの美しさに、見入っていると、背後から「びっくりした?」と声がします。振り向くと、ウィリアム・ボールドウィンが、カクテル片手に「こんなダイニング・ルームは、初めて見たよ」と言います。「テレビでは観たことあるんだけど」と言うと、「いやはや、金持ちは考えることが違うなー」と変に感心しているボールドウィン。「お宅だって、こんな感じじゃないんですか?」と真摯に聞いたのですが、「そんな訳ないっしょ!」とにたりと笑っています。

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ボールドウィンに会ったのは2回目。前回と同じく、「セレブじゃないよ!」と指摘されたが、「????」感しか残らないし、それ以上突っ込めないように牽制しているのか? Insidefoto / PR Photos

そう言えば、「ダーティー・セクシー・マネー」に出演していたボールドウィンにビデオインタビューした時も、この役を選んだ理由を尋ねたところ、「出演依頼がわんさと舞い込んでくると思ってるわけ?他の俳優と一緒にオーディションを受けたよ」と訂正された記憶があります。謙虚なのか?遠回しに「セレブです!」と主張しているのか?今回も「????」と首を傾げたままの私でした。

夕食を頂きながら、クリスマス放送を目指して、今月から撮影に入った番組と出演者の紹介がありました。3分の1以上が、Hallmark Channelの常連で、毎回顔を合わせるので、もう聞くことがなくなってしまった俳優ばかりです。往年の俳優に、昔の番組のことを聞くと、余り期待していた反応がないことが判明し、最近は現在の仕事のことしか口にしないことにしました。今年4月に始まった、私の大好きな番組「Signed, Sealed, Delivered」のエリック・メビウスに会えなかったのは残念です。カナダでクリスマス特別逸話を撮影中で、抜けられなかったそうです。

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メビウスの新作は、何らかの理由で配達できなかった郵便物の発送人あるいは宛名を探し当てる、郵便探偵局員4人の心温まるドラマ。「アグリー・ベティー」のダニエル役とは異なり、オタク色の濃い、四角四面の役人だが、根は優しいオリバー役だ。 Janet Mayer / PR Photos

「Cedar Cove」というドラマに出演しているアンディー・マクダウエルも姿を現しました。「Jane by Design」というティーン向けの番組で怖〜いデザイナーを演じている時に、ビデオインタビューしたことがありますが、50半ばにして、相変わらずスタイル抜群!この日は、紫色に黒のレースをあしらったボディコン姿が素敵でした。

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いつまでも、モデル時代の容姿が褪せないマクダウエル。食べっぷりはどうだったのか?テーブルで同席した人に、聞いてみよう。 Janice Ogata / PRPhotos.com

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デザートは、1ダースのシャンデリアが天井を飾る宴会場に用意されていた。照明のおかげで、かまくらの中にいるような雰囲気だった。 (c) Meg Mimura


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