アジア・カップとヨウジ・ポップ
text by 清水裕一
みなさま、こんにちは。
先週末は2つのイベントで大いに盛り上がりました!
1つはサッカーのアジアカップ。
もう言うまでもありませんが、日本の劇的な優勝に感動しました。
もう1つは先週末からはじまった「アメリカン・アイドル」シーズン10。
今回からスティーブン・タイラー、ジェニファー・ロペスが審査員として加わり、装いも新たに再出発したアメリカン・アイドルですが、これが思いのほかよかった。スティーヴンもジェニファーも、かっこいいし、美しいし、トークも楽しい。
たしかに昨シーズンまでいたサイモンはもういないし、誰もあの辛口批評をマネすることなどできないわけですが、今シーズンのメンバーは、昨シーズンとの比較ではなく、別のものとして、エネルギーに満ちあふれている、そんな印象を受けました。
スティーヴン・タイラー(左)、ジェニファー・ロペス(右) Janet Mayer, C2C / Todd Duffey / PR Photos
番組の編集も冴えてました。さまざまな映像をつなぎ合わせて音楽にのせてテンポ良く見せる技とか、ライアン・シークレストのユーモアたっぷりのナレーションとか。このあたりはもう本当に完成度が高いです。
そしてシーズン10にしてついに出た、日本人の登場。その名はヨウジ・“ポップ”・アサノ(Yoji "Pop" Asano)。マイリー・サイラスの曲をマイケル・ジャクソン風の踊りで披露。審査員の3人は大ウケでした。(審査には合格しなかったようですが・・)
歌とか踊りの質とかを厳密に見れば、つっこみどころは色々あるでしょう。しかし、ジェニファー・ロペス、スティーブン・タイラーといった、長年にわたってショウビズの第一線を突っ走ってきたスーパースター、リビング・レジェンドみたいな人たちを思い切り喜ばせたという事実は素直にスゴイことだと思いました。
第一、オーディション会場には何万人という人が集まって、まず予備審査みたいなプロセスがあり、3人の審査員の前で歌うことができる人はほんの一握り。そこをクリアするだけでも相当たいへんなのに、さらに審査員を大ウケさせたわけですから、僕はザック・ジャパンの勝利と同じくらいヨウジ・ポップの健闘に感動しました。
昔、「アメ・アイ」シーズン6で話題をさらったインド人のサンジャヤのことを面白がってブログに書いていたら、実際に本人に会えたということがあったので、ヨウジ・ポップともぜひ会っていろいろ聞いてみたいですね。
(※ご本人がこれを見ていましたら、よろしければぜひ編集部までご連絡ください!)
清水裕一
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