世界戦略ドラマ - ぐるぐる海外ドラマBLOG TVGROOVE.comの社長日記 | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

ぐるぐる海外ドラマBLOG TVGROOVE.comの社長日記


前の記事:
『竹内結子、米TVドラマ「フラッシュフォワード」に出演』!!???
次の記事:
「しあわせの処方箋」試写会

世界戦略ドラマ

(2009年11月12日)

竹内結子さんの「FlashForward」出演が正式に発表されました。
 
「FlashForward(原題)」に竹内結子さん出演決定

ffnews.jpg
「FlashForward」竹内結子さん出演を伝えるリリース
 
ABCが手がけるドラマとしては「LOST」の真田広之氏に続く日本人出演となりますね。
 
これは紛れもなく、日本の市場を意識してのことでしょう。日本の市場がそれだけ巨大で、アメリカのTV業界にとってマーケティング上、絶対に無視できない存在である。それどころか、日本の攻略というのが最重要課題の一つになっているのだと思います。
 
さらに、マーケティングの段階で日本を意識しはじめるのではなく、番組の企画・制作段階から、日本をはじめとする海外市場を意識し、海外の消費者の趣味嗜好やトレンドに合う形で番組を作っていく、ということが行われているようです。
 
「CSI:マイアミ」(米CBS放送)のデヴィッド・カルーソも来日したときにそんなことを言ってましたから、これは特にABCに限ったことではなく、アメリカテレビ業界の一つのトレンドだと言えるでしょう。
 
 
自動車業界で「世界戦略車」という言葉があります。海外の市場にターゲットを定めて投入される車のことで日本ではトヨタのカムリやレクサス・ブランド、ホンダのアコードなどの車のことを指しますが、アメリカのTV業界にとって「LOST」や「FlashForward」は“世界戦略ドラマ”とでも呼べるような存在なのだと思います。

最初から世界を向いて作っている、ユニバーサルな魅力を持ったドラマ。アメリカのテレビがよりハリウッド映画のようになってきたとも言えるでしょう。映画もテレビも作り手はディズニー、ワーナー、パラマウント、FOXといったメジャースタジオなのですから、当然と言えば当然の流れなのかもしれません。
 
 
ひとまず、その世界戦略が日本の市場にバッチリ響くかどうか。「FlashForward」の今後を見守りたいと思います。
 


前の記事:
『竹内結子、米TVドラマ「フラッシュフォワード」に出演』!!???
次の記事:
「しあわせの処方箋」試写会

最近の記事

▲ TOP