ショーン・ペンが伝説のゲイ市議を演じる「Milk」は必見です! - UsagyのアメリカンTV気まぐれウォッチング | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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ショーン・ペンが伝説のゲイ市議を演じる「Milk」は必見です!

(2008年12月 7日)

ずーーーーっと公開を心待ちにしていた、ガス・ヴァン・サント監督「Milk」を見てきました。(→公式サイト/注・音が出ます

70年代にサンフランシスコ市の議員に当選し、全米初のゲイ権利活動家として、さらにはゲイのみならず社会的弱者の権利獲得運動の基礎を築いたハーヴェイ・ミルクを描いた映画です。(実際の名前は”ハーヴィー”と聞こえるんですが、日本語では”ハーヴェイ”と書かれるほうが多いようなので、そちらに統一します)
志半ばにして同僚の議員に射殺される、という悲劇の結末を迎えた彼の生涯は、殉教者として伝説となりました。

繊細で、傷つきやすく、そしてなおかつ情熱的。
そんなハーヴェイ・ミルク像は、今回ショーン・ペンという最高の演じ手を得て、生き生きとスクリーンに蘇りました。
ところどころ見せる可愛らしい仕種や表情は、『これがショーン・ペン?!』と目を疑うほどでした。

SeanPenn01.jpg
ショーン・ペンと妻ロビン・ライト・ペン GL / PR Photos

でも、さらに驚いたのは映画のラスト。
本物のハーヴェイ・ミルクが動いている映像が出たのですが、ショーン・ペンとは似ても似つかないのに、その表情から受ける印象や笑顔とかが、ぴったり重なるんです。
これにはびっくりしました。

ショーン・ペンはやっぱり凄い役者ですね。
見るたびに印象が違うのに、常に圧倒的な存在感があります。

そして、そのショーン・ペンを向こうに回して引けを取らなかったのが、ジェームズ・フランコ。
『カワイコちゃんだと思ってたのに、いつの間にかこんな立派なオトナになっちゃって…』というぐらいの変貌でした>私にとって…ですがー。 またもや、親戚のおばちゃん気分です

JamesFranco02.jpg
ジェームズ・フランコ GL / PR Photos

彼がデビッド・レターマン・ショーに出たとき、レターマンのほっぺたにキスしたのが一時話題になっていましたが、その時の印象ではとても照れていたんですよね。
でも、映画の中でのジェームズ・フランコは堂々たる演技で、この前の映画「Pineapple Express」とは180度違った面を披露して、新たな魅力を見せてくれました。
ますます好きになっちゃいました!!

巷の批評では、ショーン・ペンの輝かしい役者人生の中でもピカイチのパワフルな演技で、オスカーも充分に射程内ではないか、などとベタボメです。


さて、映画館で陣取った席が、一番後ろのど真ん中、という好位置(?)だったせいか、左右の入り口から入ってくる観客がよーーーーーく見えたのですが…。

『なんだか男性の二人連れが異様に多い……???』

若年中年壮年老年…まで様々な年齢層ですが、何となくみんな小奇麗です。
これはもしや……?
さすがトロントに次いでカナダのゲイの本場バンクーバー。
「Milk」の映画と言えば、そりゃカップルで観に来るに決まってますよね!

暫くバンクーバーにいると、どういうわけだかちょっと見で大体どっちの方なのか判断がつくようになるのですが、もう、そのアンテナが反応しっぱなし(笑)でした。

結果、観客のほぼ8割がゲイの方たち……かも。
そう気付いてしまったあとは、映画が始まっても、ちょっと落ち着きません。
男同士で歩道を歩いていただけで警察に捕まったり、自殺に追い込まれたり、病気とされてサナトリウムに入れられたりしたというエピソードが実際の映像を交えて出てきたり、ハーヴェイとスコットのラブラブなシーンが映ったりするたびにちょっとドキドキでした。
幸い(?)映画が進むに連れて内容に引き込まれてしまったので、気が散ったのも最初だけでしたが…。

エンドクレジットが始まったときには、館内のあちこちで拍手が上がりました。
ある意味、とってもリアルな雰囲気の中での映画鑑賞となりました。


映画の成功の鍵はキャスティングによるところが大きいと思いますが、「Milk」はどこを取ってもハズレがない演技陣でした。

ゲイのカメラ屋から政治家へと転身したミルクを演じるのは、ショーン・ペン
公私共に長年にわたってミルクを支えたパートナーのスコットを、ジェームズ・フランコが演じています。
「イントゥ・ザ・ワイルド」「スピード・レーサー」で知られるエミール・ハーシュが、見事な化けっぷり(笑)で、ミルクの片腕となるクリーヴ・ジョーンズ役。

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エミール・ハーシュ GL / PR Photos

「ハイスクール・ミュージカル」のルーカス・グラビールも、ミルクの助手で、後にプロカメラマンとなるダニー・ニコレッタを演じています。(ちょっとだけ歌声?も披露!!)

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ルーカス・グラビール GL / PR Photos

外ドラファンにはお馴染み、「エイリアス」でシドニーの父親を演じていたヴィクター・ガーヴァーが、サンフランシスコ市長役で顔を見せています。

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ヴィクター・ガーバー Albert L. Ortega / PR Photos

ミルクを暗殺したダン・ホワイト議員役は、「ノーカントリー」「W」と大作のヒットが続いているジョッシュ・ブローリンが演じています。


ハーヴェイ・ミルクの生涯を描いた映画は、もう一つ、ブライアン・シンガー監督の「The Mayor of Castro Street」が企画進行中だそうです。
2009年の予定ですが、こちらもどんな映画になるのか楽しみです。




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御年50歳のショーンは、、父親をアウシュヴィッツ強制収容所で苦しめた ナチ犯罪人の追及に執着するロックスターを演じるらしい。 こんなメイクでもフェロ...

送信元:国内航空券【チケットカフェ】|2008年12月 7日 16:23

コメント

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投稿者:日本インターネット映画大賞 |2008年12月20日 10:10

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