『White Collar~天才詐欺師は捜査官』シーズン2完走!…そして現実にもこの”カップル”は存在した?! - UsagyのアメリカンTV気まぐれウォッチング | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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『White Collar~天才詐欺師は捜査官』シーズン2完走!…そして現実にもこの”カップル”は存在した?!

(2011年5月 2日)

AXNミステリーで放送中の『White Collar~天才詐欺師は捜査官』シーズン2も、いよいよ最終回を迎えましたね!
あの終わり方では、早く続きが見たくてたまらーん!と思っている方も多いと思います。

シーズン3はNYで順調に撮影中で、現在エピソード4まで完成しているとのこと。
北米での放送スタート予定は6月7日です。なお、同日に、北米でシーズン2のDVDボックスが発売予定です。
シーズン3第1話は「シーズン2最終回の翌日」から始まるそうで、あの後どうなったかが、すごくすごく気になりますね。
その他、まだ企画の段階ではありますが、ニールの両親の話(マット・ボマーがインタビューで『どなたか僕の両親を演じてくれる方、募集してます。興味ある方がいたら連絡してください』とアピールしていた)とか、アン・ライスが脚本協力してくれるかも…(「White Collar」及びマット・ボマーのファンで”ヴァンパイア・クロニクルズ”がもし映画化されたら…のルイ役に名前を挙げていた)とか、楽しみな展開が色々ありそうなシーズン3です。

MattBomer21.jpg
マット・ボマー Albert L. Ortega / PR Photos

シーズン2を振り返って見ると、サッチモ役の犬がキャスト交代してたり(一代目は”居なきゃいけない場所に、なかなか居てくれなかった”byティム・ディケイ)、番組に元犯罪者のコンサルタントがついたり、マット・ボマーが更にカッコ良くなってたり(……それは違う?)と、シーズン1の頃から比べて、パワーアップした点がいろいろあったと思います。

元犯罪者の番組コンサルタント、実際にスイスの刑務所で服役してた…という方らしいですが、主にニール役のマット・ボマーに、鍵開けのテクニックとか、スリやカード・テクニックなどを教えたとのこと。
マットはインタビューで『実際に鍵を開けられるようにはなったけど、それを何かに使うつもりはないよ』と語っていました。なかなか”優秀な”生徒だったようですね~。
第20話「非道なビジネス(In the Red)」の地下カジノのギャンブルシーンで、ニールの隣に座っているメガネのおじさんが、そのコンサルタントご本人です。
マットの腕前のほどは第25話「深夜の告白(Forging Bonds)」で見られます。NYに出てきたばかりのニールが公園でカードのすり替えをやるシーンは、本当にマット本人がやっていました。見事な手さばきでしたよね。
ちなみに、そのシーンで若いモジー(ウィリー・ガーソン)が子供にお使いを頼むのですが、その子はウィリーの息子さん(養子)だそうです。

WillieGarson.jpg
ウィリー・ガーソン Tommaso Boddi / PR Photos


「元犯罪者のコンサルタント」は、映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のモデルになったフランク・アバグネイルが有名ですね。また、天才ハッカーのケビン・ミトニックは、FBIに逮捕され、釈放後はFBIに協力してセキュリティ・コンサルティング会社を設立しました。(日本人の下村努氏が逮捕に協力し、その経緯を元にして『ザ・ハッカー』という映画が作られました)
このようなケースは、アメリカだけではありません。

ずいぶん前に「ナショナル・ジオグラフィック」のウェブサイトで見たものですが、美術品窃盗&密輸のエキスパートとスコットランドヤードの捜査官の”タッグチーム”の活躍を追った、題して『Odd Couple』というビデオクリップがありまして、面白かったのでご紹介しますね。

ミシェル・ヴァン・ラインは、リビアにも潜入してカダフィのお膝元から盗みを働いたこともあるという凄腕の美術品窃盗犯。
彼を、10年間(!)世界を股に掛けて追い続けたのが、スコットランドヤードの古美術品捜査班の捜査官リチャード・エリスです。

彼らがコンビを組むきっかけが面白いです。
1989年のある日、ヴァン・ラインは、ロンドンのドーチェスターホテルにいました。そして、自分をずっと追いかけていたエリス捜査官を『良かったら一緒に飲まないか』と、ホテルのバーに呼び出したんです!
そして彼らの奇妙な協力関係が始まりました。

イラン、イラク、パキスタンやアフガニスタンで発見された古美術品はドバイから主要港に運び出され、最終的には、ロンドンまたはニューヨークに渡るそうです。

密輸犯は、偽の偽造書類や鑑定書を作ったり、非合法に発掘し国外に持ち出された古美術品や遺物の存在は犯人しか知り得ないことを利用し、盗品ではないことを証明するデータベースなどにも登録して、個人の収集家や美術館などに売り渡します。

密輸や偽造の知識のエキスパートであるヴァン・ラインの協力を得て、スコットランドヤードは、盗品や密輸品を追跡します。彼らの活躍で、長年行方不明だったマヤの頭飾りが発見されたり、ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されていた壷が実は盗品で、イタリアの美術館に返還された例もありました。

現在、エリスは引退していますが、ヴァン・ラインは今でもスコットランドヤードに捜査協力をしているそうです。

美術品専門といい、自分を追い続けている捜査官を友達扱いしたり、と、”ニール・キャフリー”を彷彿とさせるものがあって、興味深いですね!



北米版S2DVDの値段と、S1+S2セットの値段が変わらないのはなんで?!


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コメント

>siora様

こんにちは。コメント有り難うございます!
Twitterでもお世話になってます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

>非常に現実味が…
海千山千って感じがしますね。私、見た瞬間、”うっわーー胡散臭っ!”と思ってしまいました(笑)
イギリスに古美術品にスコットランドヤード…なんて、舞台が出来すぎてる感じ。ドラマになりそうなネタですよね。

さて、ウィリーさんの息子さん、可愛いらしかったですよね。このお子さんを養子に迎えるに当たっての話が今後「モジー」というキャラクターに反映されるらしい…ということもあって、ますます気になる存在です!
「NCIS:Los Angels」でも、クリス・オドネル(カレン役)の息子さんが、”カレンの息子かもしれない役”で出たことがありますが、こういう自分の子供を出演させるってのは、よくあることなんでしょうかね??

私もDVDのワンツーセットの値段を見て仰天しました。S1未購入の人にも、これを機に一気買いを薦めるつもりでしょうが……そうか、sioraさんのように持っていてもまた買ってしまう~!という人も狙われているのかもしれませんね。
届いたら、特典映像のご確認、よろしくお願いします。

投稿者:usagy |2011年5月14日 09:43

こんにちわ!
ナショジオのvideo面白かったです。スコットランドヤードの刑事さん渋い(笑)コンサルタントさんの方は非常に現実味があって…。

ところで、Forging Bondsのあの子役の子がWillieのお子さんだとは知りませんでしたー。もう一回見て確認しますが、可愛い子だった。

それと、DVDですが、あれオカシイですよね。送料含めると1&2セット買った方が絶対お得なんで、1持ってるにも関わらずセットの方を注文してしまいました。Amazonの(USAの、かな?)策略に上手くハマってしまった気がします(笑) (特典が同じだと嬉しいなー)

投稿者:siora |2011年5月13日 22:43

>crannさん

どうぞお気兼ねなく、どんどん色んな話題で話し掛けてください! 楽しみにしてますので~。

テレビで紹介されてたんですね!
私が泊まったのはもう10年以上も昔のことで『平成の大改修』が行われる前でした。
内装はゴージャスだけど、椅子の布地とか張り替えてなくて擦り切れてるし、優雅な猫足のビクトリア調の椅子は座るとゴトッ!と桟が落っこちる、部屋の窓は隙間風が入ってくる、12畳位あったタダっ広いバスルームでは、なぜかシャワーを浴び始めると”ドバーーン”と観音開きの窓が全開し、裸のまま走って閉めに行く……戻ってシャワーを浴び始めると、再び”ババーン”と開くのでまた走って…と、これを3、4回やりましたか。やたら広いバスルームなので、移動距離が長くて湯冷めしました。
雪が舞い散る2月のイスタンブールは、死ぬかと思うぐらい寒かったです。

以上、ペラパレスの思い出でした(笑)。
当時、3人部屋で1泊1万5000円ぐらいでしたね~。

ちなみに他に泊まったのは、3人部屋で1泊20ドルぐらいの安宿で、窓はちゃんと閉まるのですが、トイレ兼バスルームの鍵も閉まり過ぎで、常に誰かがトイレに閉じ込められる…というジンクスを、すべての宿にて繰り返しました(笑)。
イスタンブールではトイレに鍵を掛けてはいけない、ということを学びました。

投稿者:usagy |2011年5月12日 23:28

Usagyさん、まさにそのベラパレスホテルを、先日テレビで見たばかりです!憧憬クラシックホテルというホテル紀行番組で、クリスティが隠した鍵とか、謎めいた演出がおもしろかったです♪ いいなあ、あのホテルに泊まれたのですね♪ だんだん話しがズレてしまってごめんなさい~~ww

投稿者:crann |2011年5月12日 22:40

>crannさん
こんにちは!お元気でしたか~?
ロンドンって歴史が古いから、ホテルの名前一つで色んなイメージが浮かびますよね!
メシは不味いが街並みや建物は味があっていいな~と思います。

アガサ・クリスティと言えば「オリエント急行殺人事件」を執筆した部屋があることで有名な、イスタンブールのペラ・パレスに泊まったことがあります。ヒマそうなボーイさんに頼むとアガサ・クリスティが泊まった部屋を見せてくれました。
ヨーロッパっちゅうのは(笑)できてからまだ125年しか経ってないバンクーバーと比べると、歴史の重みやケタが違いますねぇ。

投稿者:usagy |2011年5月 9日 11:03

こんにちは!おもしろい話ですね♪ どうでもいいことですが、ドーチェスターホテルでというのがやたらツボでした(笑)アガサ・クリスティか何かでよく出てくるホテルですよねw

投稿者:crann |2011年5月 8日 07:41

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