『White Collar/ホワイトカラー』主演のマット・ボマー、映画出演決定!
本国ではシーズン3が決定、そして、日本でのシーズン2オンエア(AXNミステリーにて2011年1月17日スタート)も決定し、ますます好調な『White Collar~天才詐欺師は捜査官』ですが、今度は主演のマット・ボマーに映画出演が決定したというニュースが入りました!
マット・ボマー Tina Gill / PR Photos
先日、エミー賞関連のイベントの一つとして行われた、PrimetimeTV Crimefighters Panelにゲストの一人としてマット・ボマーが参加しました。
他には、『クリミナル・マインド』のトーマス・ギブソン(ホッチ役)、
トーマス・ギブソン Tina Gill / PR Photos
『CSI』のマーグ・ヘルゲンバーガー(キャスリン役)、
マーグ・ヘルゲンバーガー Tina Gill / PR Photos
『ライ・トゥ・ミー』のケリー・ウィルアムズ(ジリアン役)、
ケリー・ウィルアムズ Chris Hatcher / PR Photos
J.J.エイブラムス製作の新スパイドラマ『Undercover』からボリス・コジョー、
ボリス・コジョー Tina Gill / PR Photos
等々、人気捜査物TVドラマからの面々が参加して、司会者からの質問に答えるという趣向の1時間ちょっとのイベントでした。
パネルの模様は↓で見られます。
PrimetimeTV Crimefighters Panel
または、
Primetime TV Crimefighters Video
その時のレッドカーペット・インタビューで、マット本人が映画について話していました。
それによれば、映画のタイトルは『Now』で2011年公開予定のSF映画です。主演はジャスティン・ティンバーレイク(多分)、他、キリアン・マーフィもキャストに名前が出ていました。
映画の粗筋を見ると、あの名作『ガタカ』や『ローガンズ・ラン』を彷彿とさせる設定です。裕福層だけが長寿を約束された近未来を舞台に、貨幣代わりに流通する『時間』を管理する警察”タイム・キーパー”に追われることになった貧しい青年の逃亡劇がメインらしい。
マットが演じるのは、Henry Hamiltonという『25歳の容姿のまま105年間生きている』という設定の役柄だそうです。
マットの映画出演歴は『フライトプラン』、『The Texas Chainsaw Massacre: The Beginning 』ぐらいで、はっきり言ってあんまりパッとしません。
TVでの活躍が主だったマットに光が当たるチャンスが巡って来たのが、ブレット・ラトナーが監督するはずだった『スーパーマン・リターンズ』。
ラトナー監督のイチ押しだったので、主演はほぼ確実…と見られていたものの、ラトナー監督が降板してブライアン・シンガーに代わったため、主演も変更になってしまった、という逸話は今や有名です。
その後、役者をやめて大学で心理学を勉強し直そうかと願書を準備していた矢先に、『White Collar』の主演が決まったのだそうです。
その後の快進撃ぶりは、皆様ご存知の通り。
今では、再び作られる新スーパーマンの主役に一番近いのはマット・ボマーだとも言われています。
人生って、本当にどう転ぶか判らないものですね。
ブレイク作『White Collar』で見せる、クラシックなスーツを粋に着こなす、常人離れしたハンサムぶりと洗練された物腰の”America's favorite conman ニール・キャフリー”というイメージのためか、『泥棒成金』のケーリー・グラントや『スティング』のポール・ニューマンといったアメリカを代表する”正統派美男演技派俳優の後継者”的な見方をされているマット・ボマー。
本人の魅力から言ってももちろん異議なし!ですが、同時に時代も大きな味方になっているような気がします。
不況不況と言われて先行きが見えない不安な今の時代から見ると、かつてアメリカという国が希望に満ち、”銀幕のスター”が本当にスターだった頃は、アメリカが「夢を見られた時代」だったんじゃないかと思うんですね。マット演じる”ニール・キャフリー”はそんな時代を思い起こさせる存在なんじゃないかしら、という気がしてなりません。
「Classics never go out of style.」は、ティム・ディケイ演じるピーター・バークの台詞ですが、これはそのまま『White Collar』というドラマの根底に流れるコンセプトを表しているようでもあります。
「古くても良いものは変わらない」とか「古き良き時代」とか…それを更に現代風に上手くアレンジし、マット・ボマーという”最終兵器”(笑)を使ってTV界に打ち出したプロデューサーのジェフ・イースティン&ジェフ・キングの手腕もさすがだと思います。
日本で流れていたトヨタ・プリウスのCMで、マットはクラーク・ケント/スーパーマンを演じていましたが、スーパーマンの衣装を着ている時はあまりマットだとは判らない感じでした……幸か不幸か…(笑)。
個人的には、スーパーマンとはちょっとイメージが違うかな?という感じはするのですが、自分にとって何が一番大事なのかをちゃんと判っているマットならば、外野の声に惑わされることなく、最適な選択をしてくれると信じています。
先月、雑誌『GQ』にマットのインタビューが掲載されていたのを、スーパーに行くたびに立ち読みしてて(買わなくてごめんなさい)彼は役者魂を持った人だなーと改めて思いました。
曰く「時間通りに現れて、きちんと自分の仕事をこなす俳優が一番好き」だとか。
ひゃー、かっこいー!
これまでも、私生活に関するちょっと毒を含んだ質問をされてもDon't Tellポリシーを貫いて優雅に肩でかわす肝の据わり具合といい、御しやすそうな外見とは裏腹な芯のしっかりした所が垣間見えるたび、ひとりでシビれまくっていましたが、またもや惚れ直しました。
『White Collar』のマットは、それこそ水を得た魚のようです。”天才詐欺師ニール・キャフリー”という、ともすれば定番で平坦になってしまう恐れのある枠組みの中で、彼は回を重ねる毎にどんどんニールというキャラクターに生命を吹き込んで行っています。
先日、機会があって、何本かシーズン2のエピソードを見ることができたのですが、予感は的中!! 脚本自体もキャラクターをより深く掘り下げる作りになっていることもあって、マットの演技にはさらに磨きが掛かっています。視線の動かし方、立ち方ひとつ取っても、そこにはマット・ボマーは存在せず”ニール・キャフリー”がいるのです。
この心地良いハマリ役をずっと見ていたい、この人以外には有り得ない…!…と思わされる一方で、贅沢な私は、もっと違うマットを見てみたい!とも痛烈に思ってしまいます。
何故かというと、彼の役者としての実力はまだまだこんなもんじゃない、と思うからです。10年以上の下積み生活を経て身につけた精神力と実力、そして生来備わった才能と魅力があれば、彼はもっともっと大きな役者になる、長年映画界に不在だった本来の意味での”スター”になる素質とポテンシャルがある、と、私は確信してます。
これから『White Collar』を見てみよう、という方も既に中毒になっている方も、今いちど、マット・ボマーの”イケメン仮面”の下に隠された役者魂を是非ともご覧ください~。
コメント(2)|White Collar, 先取り映画情報
コメント
>Loro様
初めまして! コメントを有り難うございます。また、記事へのリンクのお知らせも頂きどうも有り難うございました。
一押しドラマのW・Cとマット・ボマーのことになると、ニールの銀の舌並に話が止まらなくなるので、かなり自制したつもりですが、今、改めて読み直していたら、全然自制されてませんね…。
勝手な思いを述べている所も多々あって恥ずかしいですが、少しでも楽しんで頂けていたら嬉しいです。
>天は二物、いやそれ以上を与えましたね♪
まさにその通りですね。この世にこんな素敵な男性がいるなんて!(*^^*
同時代に在って、彼のこれからの活躍が見られるということが本当に嬉しいです。
W・Cやマット関連の情報、これからも機会を見てどんどん紹介していきたいと思っています。
Loroさんも、コミュニティの運営には色々大変なこともあるかと思いますが、日本のW・Cファンの集いの場所として是非盛り上げていって下さい!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者:usagy |2010年11月16日 21:12
はじめまして。
SNSのmixi内でWhite Collarのコミュニティの管理人をしているものです。
White Collarの記事の際は欠かさず拝読させて頂いておりました。
この記事、すごくおもしろかったので、他のコミュニティのメンバー様にも読んで頂きたいと思い、トピックにこちらへのリンクを貼らせて頂きました。
マシューはあんなにハンサムで、仕事に対する姿勢もプロフェッショナルなのですね。天は二物、いやそれ以上を与えましたね♪
彼のこれからの活躍が楽しみです!
投稿者:Loro |2010年11月16日 19:47