クリスマスあれこれ
一年で最大のイベントであるクリスマスが近づいています。
イルミネーションやクリスマスツリーがあちこちで飾られていて、ショッピングモールはクリスマスギフトの買い物客で溢れ、町の雰囲気は相当浮かれています。
このクリスマス期間中、遠く離れた家族の元に帰る人もいれば、恋人や友達など大事な人たちと一緒に過ごす人もいます。
お店も早く閉まるし、クリスマス中は公共交通機関も休日扱い。
一般的には ↓ こんな感じのホリデーです。
12月24日のクリスマスイブは、家族同士でディナーというお宅が多いようです。
こちらでは、日本でのお正月に近い感覚でしょうか。
そして、クリスマス当日25日はプレゼント交換をしたり、家でゆっくりしたり、友達の家を訪ねたりします。
26日は、ボクシング・デーと呼ばれるバーゲンセールの日。
この日は、朝6時ぐらいから、目玉商品(液晶テレビ400ドル→100ドル、とか)を狙う人たちがお店の前に長蛇の列を作ったりします。
そして、27日からは通常通りの仕事に戻ります。
年末は31日まで仕事で1月1日のみ祝日なのでお休み。そして、1月2日から仕事……というのが普通です。
いちおう31日には、カウントダウンのイベントなどもありますが、友達同士で騒ぐのみ…という感じで、日本のように、「一年の締めくくり」といった感覚は皆無です。
さてさて、こちらバンクーバーは各国からの移民が多い土地です。
それぞれのオリジンの文化や宗教によって、『クリスマス』への対し方も違ってきます。
たとえば、大抵の中国系の人にとっては、特にクリスマスだからって商売を休む気はなく(休むのは旧正月)、この時期うっかり買い忘れたものがあれば、中国系のマーケットへ行けば通常通り開いています。
また、Jewish(ユダヤ教)にとっては、この時期は『ハヌカ』と呼ばれるお祝いです。サンタもいないしプレゼントもありません。
ユダヤ教の人に対しては”Merry Christmas”は禁句です。
なので、知らない相手には、迂闊にメリー・クリスマスなんて言ってはいけません。
無難に『Happy Holidays!』と言うほうがいいです。
他にもインド系、韓国系、フィリピン系、南米系…色々なお国からの移民がいます。
そして宗教も様々。
なので、クリスマスを祝うかどうかは、それぞれの宗教によって違うのです。
インド人だからといってみんながヒンドゥ教ってわけじゃありません。キリスト教の人もいます。
韓国系は、結構キリスト教の人がいて、こちらで教会へ行くとよく出会います。
フィリピン系や南米系はカトリックの人も結構多いです。
でも、フィリピン系でも中国文化寄りで、クリスマスはあんまり関係ない、っていうお宅もあります。
日本人にとっては、とにかくみんなメリークリスマス!よくわかんないけどお祝いしちゃおう!!的なイベント色が強い感じですよね。
一方、こちらにいると、宗教とクリスマスの関係というものを、改めて考えさせられることも多いです。
ドラマの中では、当たり前のようにサンタネタが繰り広げられていますが、ほとんどが米国ドラマなので当然のことかもしれませんね。
ってことで、バンクーバーからのご挨拶を送ります。
Happy Holidays !!
コメント(0)|おしゃべりfromVan