海外ドラマ・スターも出演する新作映画「メランコリア」♪
編集長です♪
試写で、これから劇場公開されるラース・フォン・トリアー監督の新作映画「メランコリア」を観てきました♪
大きな惑星が少しずつ地球に接近。
惑星が衝突してしまったら、地球は滅亡してしまう・・・
そんな日が来たら、あなたはどうしますか?
・・・って、SFアクション大作?と思いきや、違います(笑)
ラース・フォン・トリアーは、デンマークの鬼才と呼ばれ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」「アンチクライスト」といった“問題作”を世に送り出している監督。
ヒーローが惑星衝突を避けるために活躍する・・・映画ではありませんヾ(;´▽`A``
主人公は、若く美しい女性ジャスティン。
彼女はハンサムで優しい恋人マイケルと結婚するはずでした。
でも、ジャスティンの心は“憂鬱”にとりつかれていました。
一見、仕事も恋も順調に見えるジャスティンですが、その実、何をしても虚無感、脱力感から抜け出すことができないでいたのです。
そのせいで、彼女は、姉クレアとその夫ジョンが用意してくれた豪勢な結婚パーティも台無しにしてしまいます。
そんなとき、地球に惑星“メランコリア”が衝突するという危機が訪れて・・・
まず、オープニングから荘厳な映像美にうっとりとなります・:*:・(*´∀`*)・:*:・
ヨーロピアンな邸宅と眼下に広がる美しい緑の庭。ロケーション抜群!
強烈で美しいビジュアルが、この映画の独特な世界観をつくりあげています。
物語のほうも、先が読めなくてドキドキします。
“世の終わり”というテーマは、現代社会の不安を反映しているようでタイムリー。
日本の観客にとっても、おおいに考えさせられるところがあると思います(*'へ'*)
もう地球が滅亡してしまうかも・・・
そんな極限状態に置かれた人間たちの反応は、悲しくもあり、ある意味、滑稽でもあり。
そもそも、人間って遅かれ早かれ必ず死ぬと分かっているのに、必死に生きてること自体、滑稽かも!?
でも、だからこそ特別な存在と言えるのかな?
そんなこんな人間について考えさせられていると、最後には驚き?のインパクト大!のエンディングがやってきます(〃゚д゚!!!
そして、スクリーンを食い入るように見つめてた私の心には、ある種のカタルシスが・・・!?
きっと、観客それぞれが、それぞれの感じ方をできる映画なんじゃないでしょうか( ´ ▽ ` )
さて、この映画のキャストですが・・・
ハリウッド映画や海外ドラマでもおなじみの俳優さんたちがいます(・∀・)/
まず・・・
ジャスティン役は、「スパイダーマン」のMJ役、キルスティン・ダンスト。
彼女は、本作で昨年のカンヌ国際映画祭・主演女優賞を受賞。自身もうつ病だったことを告白していましたが、本当に美しい迫真の演技です(〃^∇^)b
それから・・・
ジョン役は、「24」のキーファー・サザーランド。
ジャック・バウアーとは全然違うキャラを巧演!
チンピラでも医者でも、凶悪犯でも刑事でも、卑劣な暴力男でも祖国を救うヒーローでも・・・
善悪どちらにも見事にハマれるキーファーだけに、この映画の中でも、ステレオタイプではないリアルな男性像を上手く演じて、その複雑な人間らしい感情を表現していたと思います。
彼の妻クレア役が、フランス女優シャルロット・ゲンズブールという意外性?もイイですね(笑)
そして・・・
マイケル役は、「トゥルーブラッド」のアレクサンダー・スカースガード。
彼はやっぱりセクシー! それに、実に心に響く演技をしてました(゚∇^d) グッ!!
ちなみに、彼のお父さん、ステラン・スカースガードもこの映画に出演していますよ。
「メランコリア」は、2012年2月17日(金)よりTOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー。
百聞は一見にしかず! これはぜひ大きなスクリーンで観たい映画。
きっと、観た後はいろいろ語り合いたくなる映画だと思います♪