「glee」ライアン・マーフィー監督作「食べて、祈って、恋をして」と「29歳のクリスマス」の日 - 竹村由紀子 Hollywood Style to Tokyo Eyes | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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「glee」ライアン・マーフィー監督作「食べて、祈って、恋をして」と「29歳のクリスマス」の日

(2011年12月13日)

街はイルミネーションが輝いて、クリスマスムード一色ですね。

銀座を歩いていたら、ミキモトのツリーが今年もきれいに飾り付けられていました。

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そして、たまたま通りかかったドーナツ屋さんでは「ねこサンタ」を発見! ちょこんとサンタ帽をかぶっているのが、見えるかな? うーん、かわいすぎる…

近所のスーパーでまでクリスマスソングがかかっていますが、皆さんの好きなクリスマスソングは何ですか?

私は何と言ってもマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」。

1994年にフジテレビで放送されていた「29歳のクリスマス」というトレンディー・ドラマの主題歌だったこともあり、日本でも大ヒット。

まだまだキャリアウーマンがそれほど多くなかった時代に、山口智子さんが仕事に恋にまい進する勝気な主人公を好演し、多くの働く女性たちから支持されました。

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BSフジのHPより

男女雇用機会均等法が改正されたのが1997年なので、ドラマ放送時は今では考えられないほど、“仕事は男がするもの”や“とっとと結婚して、会社をやめろ”という風潮があったのでしょうね。

仕事のストレスで円形脱毛症になったりするエピソードを見ると、今の感覚で「肩肘張り過ぎなんじゃない!?」なんて思ってしまいますが、当時は張り過ぎるぐらい肩も肘も張らずにはやってられなかったのだと思います。

当時、小学生だった私は「私も大人になったら、こんなことを悩んだりするのかな~」なんてぼんやり考えていました。

それが… 早いもので、あっという間に私も「29歳のクリスマス」。

子供の頃、思い描いていた大人像には程遠いし、全然ドラマのようにもなりませんでしたが… が、が、がんばっていこうと思います(笑)

今年は、アイドル歌手のジャスティン・ビーバーのクリスマスアルバムで、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が生まれ変わりましたね。

双子を出産したばかりとは思えないマライアのセクシーサンタぶりにも注目です。

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■映画「食べて、祈って、恋をして」

さて、ドラマ「29歳のクリスマス」の当時に比べれば、女性にとっては遥かに働きやすくなりましたが、それでも悩みがなくなることはありませんよね。

今日は、疲れて、ちょっと立ち止まりたいなと思っている女性にオススメの映画「食べて、祈って、恋をして」を紹介しようと思います。

これは、40ヵ国以上で800万部以上を売り上げたエリザベス・ギルバートの自伝的小説の映画化で、今をときめく人気ミュージック海外ドラマ「glee/グリー」のクリエーター、ライアン・マーフィーの2作目の映画監督作。

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ライアン・マーフィー Claudio Uema / PR Photos

都会の生活で自意識にがんじがらめになり、1年間の旅に出る旅行ライター役をジュリア・ロバーツが演じています。

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ジュリア・ロバーツ Solarpix / PR Photos

結婚に失敗し、自分を見失い、人生に絶望したジュリアが、イタリア、インド、バリをめぐり、それぞれの価値観や考え方に触れ、自分自身を探す“内なる冒険”の物語。

正直、男性が見ても「何、これ?」といった感じだと思いますし、波乱万丈のストーリーというわけではないので、普段からエッセイやスピリチュアルな本が嫌いな人には、オススメできません。

ただ、日々の生活に疲れ気味な女性には、この映画の「自分の人生を変えたり、幸せを求めたりするのに、決して遅すぎることはない」というメッセージに、癒されるのではないかと思います。

ライアンは、失恋直後に原作に出会い「仕事やパートナーを愛せないならリセットすればいい。リセットする方法は、旅に出るばかりじゃなく、家でもできるよ」という考え方に、とても刺激を受けて、人生が変わったそうです。

しかも、撮影を終えて6か月後に新しい恋を見つけたとか!

「自分の殻を破り、踏み出すのが、少し怖かったけどね」と話していました。失恋をすれば、誰もがぶつかる壁ですよね。

ライアンは、15歳のときに同性愛者であることをカミングアウトしていて、この映画でも女性以上に女性の気持ちをしっかり描いています。


※ここからはネタバレを含みます。

ジュディアがイタリア、インド、バリを旅するのを見ているだけで、自分も世界を旅しているような気持ちになれるのが、この映画の魅力のひとつ。

イタリアでは、感情豊かな人々が身振り手振りで自己主張し、パスタやピッツァなどの美食を味わい、人生を楽しんでいます。

ジュディアは3週間いて、イタリア語は少し話せるようになったけど、あとは食べてばかり。

それを嘆いていると、イタリア人から「アメリカ人は“娯楽”は知っているけど、“快楽”を知らない。何もしてないと『何かしなくちゃ』って焦ってしまうのさ」と言われてしまいます。

アメリカ人でさえ、そう言われてしまうんだから、日本人はどんなふうに写っているのでしょうか!? 心配。

インドのアシュラム(道場)では、人々はみな己の内面を見つめ、瞑想にふけっています。

ジュディアはここでも「癒されに来たのに、全然、癒されない」と嘆きますが、「失敗した結婚なんかに心を占領されていないで、忘れてスペースを空けなさい、そうすれば新しい愛がなだれ込むから」と教えられます。

瞑想するうちにわかるのは「神はあなたと共にあなたの中にいる」ということ。

最初は離婚した旦那さんに「許してほしい」と思っていたジュディアでしたが、そう願うなら、まず自分で自分を許すべきだと気づくのです。

そしてバリでは、人々は美しい自然と共に、無理をせず調和のとれた生活を送っています。

ここで学ぶのは「愛によって調和が崩れるのは、調和ある人生の一部でもある」ということ。

1年という長い歳月を旅に費やし、「勇気を出して慣れ親しんだ感情を捨て去り、自分自身の受け入れがたい欠点と向き合うなら、真実は必ず見えてくる」ことを知ったジュディア。

そう「リセットする方法は、旅に出るばかりじゃなく、家でもできる」のです。

でも、旅に出なければ、これに気づくことはなかったでしょう。旅に出たのは意味のあることでした。

これぞ自分の心を探す“内なる冒険”。

自分を知るのが一番難しいし、自分のことは誰も教えてくれないもの。

自分のことがわからないと、ぴったりの相手も見つけられませんよね。

映画の中で出てくる「出産とは顔にタトゥーを入れるようなもの」というセリフには、思わずハッとさせられました。

「自分を知って、覚悟を決めて生きていく」なんて、とても難しい事ですが、女には決断が必要なときもあるのかもしれません。

色々、考えさせられる映画でした。

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900円ちょっとで買えるのか!?


ライアンは、2006年に「ハサミを持って突っ走る」という映画で初監督を務めているのですが、こちらはアル中の父親と薬物中毒でレズビアンの母親を持つゲイの少年の物語。

こちらもやはり、ベストセラーになったオーガステン・バロウズの自伝的小説の映画版です。

日本では劇場公開されなかったのですが、ライアンは「この作品で母親と向き合うことができた」と語っているので、そのうちDVDで見てみたいと思います。

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コメント

>usagyさん
こんばんは!コメントありがとうございます!
自分のブログを書いた直後、usagyさんのブログが更新されていることに気づき、速攻でマットの写真を入れてみました(笑)
在庫豊富です(笑)

この映画は、確かに食欲を刺激されます!
ハイジの白パン並に…

映画やドラマに出てくる食べ物って、すごくおいしそうに見えますよね♪

私は「Dr.HOUSE」を見ているとピーナッツバターが食べたくなります(普段、食べないのに(笑))

「なんって女心がわかるの~。ライアン~」という映画なので、ぜひ女心を刺激されてみてください!

投稿者:竹村 由紀子 |2011年12月13日 04:44

友人が「食べて、祈って…」を見て、ピザとワインが欲しくなる映画、とにかく何か食べたくなる映画…と評していました(笑)刺激されたのは主に食欲だったみたいですが、良い映画だったと言ってました。最近、TVドラマばかりで映画を見てないので、おすすめ映画情報、ありがたいです!

投稿者:usagy |2011年12月13日 04:00

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