「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」公開録画に参加 - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」公開録画に参加

(2016年2月16日)

今回のプレスツアーで、最も楽しみにしていたのは、1月11日夕方に招待された「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」の公開録画です。

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日本でも放送されている「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」の背景。コーデンの写真入りのビルボードが目につく。 (c) Meg Mimura

2015年1月12日、コーデンとプロデューサーのベン・ウィンストン、ロン・カリブの3人によるパネルインタビューが行われました。放送開始は3月末だったので、どのような番組になるか詳細は未定、数々の案を検討中と言う話でしたが、「レイトx2ショー」前代の司会者クレイグ・ファーガソンの制作チームと企画を練っていると発表されました。

米国では、舞台や映画でコーデンを知っている人はいても、お茶の間の’顔’ではありません。人柄を全く知らずに参加したパネルでしたが、「せちがらいご時世ですから、刺々しいものではなく、『ほんわか!』を合言葉にしたいで~~す。それで、笑えるならもっと良いな」と発言しました。深夜トーク番組と温かいと言う表現は、相容れないものがあります。時間が時間だけに、卑猥、下品、辛辣なジョークや皮肉がポンポンと飛び出すのが現状です。2008年9月から2シーズン続いた「The Bonnie Hunt Show」のような、トーク番組にして欲しいと、ウィンストンにお願いしました。もっとも、「The Bonnie Hunt Show」は、昼間、女優でもあるボニー・ハントが司会した番組ですから、比べても仕方ないのでしょうが、元気をくれる楽しい番組だったので、打ち切られてしょんぼりしていた私です。そこへ『ほんわか!』をモットーにしたいと言う制作陣が登場したので、すかさず提案しました。

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先ず、プロデューサーが登場して挨拶。この日の段取りを説明するのは、ウィンストン(右)だ。 (c) Meg Mimura

3月25日に観たプレミア回は、3人の発言通りの微笑ましい場面満載!コーデンが昨夏のTCA賞授賞式の司会を務めてくれ、コーデンに会いたいばかりに、どうでも良かった授賞式に参加しました。『ほんわか!』を実行してくれてありがとうと、一言お礼を言いたかったのです。又、ウィンストンには、最初から一度公開録画に行きたい!とお願いしていたのですが、初対面から丸1年と1日後に、願いが叶ったと言う曰く付きです。

1月11日、「SUPERGIRL/スーパーガール」のセット訪問は、Smoke Houseと言う有名なレストランでの夕食(?)で終了しました。しかし、レストランの対応が異常に遅く、CBSスタジオで行われる「レイトx2ショー」の公開録画に間に合わなくなってしまいました。デザートを放棄して、ラッシュアワーのハリウッドに向かいました。

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背景に作られたLAの名所。 (c) Meg Mimura

到着したのは午後5時半。何時間も列に並んで開場を待った一般視聴者は既に着席しており、TCA会員が天井桟敷に詰め込まれるや否や、プロデューサーが登場して、本日の段取りを説明しました。それから、コーデンやゲストが登場する際の、声援や拍手を繰り返し、繰り返し練習させられました。生中継ではないので、スキットや絵文字ゲームなどは、笑いが取れなければ、その場で、方向転換したり、撮り直しします。

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LAダウンタウンの高層ビル。NYの摩天楼と違って、少々貧相? (c) Meg Mimura


11日のゲストは、モーガン・フリーマン、ズーイー・デシャネル、ティム・ロスの3人でした。皆、プレスツアーでインタビューしたことがある俳優で、ドキドキ、ワクワクする俳優ではなくて、がっかり!です。

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(左から)フリーマン、デシャネル、ロスが1月11日のゲスト。WENN.com


数年前、ジェイ・レノが司会する、同様のトーク番組の公開録画に参加しましたが、レノが登場する時のみ、歓声を上げるように指示されましたが、その後は最後まで座りっぱなし。最後にジョシュ・グローバンがグランドピアノと共に登場して、私の大好きな曲を披露してくれた覚えがあります。しかし、この日の公開録画は、立ったり座ったり、拍手喝采のボリュームを上げたり、すっかり疲れ果ててしまいました。自宅で寝そべって観賞する方が楽で良いな...と思いました。

録画終了後、同ステージでレセプションが行われました。昨年、里帰りした際、日本で観たこと、期待通りの『ほんわか!』度に大いに満足していることをウィンストンに伝えました。英国人の視点と深夜トーク番組の既成概念がないことが、この番組を爽やかなそよ風にようにしています。最初に気付いた点は、司会者とゲストの目線が同一と言うことで、当然ながら「意図的」と言います。従来の司会者は一段高い位置からゲストに話かけるのが習わしでしたが、これもコーデンが客席を駆け回るのと同じく、セレブではなく、’庶民的’であることを表現しています。又、ゲスト一人ずつと対話する定番を廃止、グループでインタビューする方式をとっているので、ゲスト間の意外なやりとりが観られるのが醍醐味です。但し、米国では誰が’旬の人’か未だ掴み切れていないので、出演依頼をアドバイスしてくれるコンサルタントを雇ったことを明かしました。

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ゲストが集うソファー。コーデンが座る椅子とソファーが同じ高さに置かれていて、’庶民的’を表現している。 (c) Meg Mimura

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終了後、CBSからもらったお土産。左下のDVDは、同局の政界ドラマ「Madam Secretary」、真ん中上のコーヒー豆袋にはコーヒー豆と「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」ロゴ入りのコーヒーカップが入っていた。この番組を有名にしたカープール・カラオケ・ハイライトのDVDとYouTubeでの視聴回数を表示した説明書。 (c) Meg Mimura


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