2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその3 - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

ハリウッドなう by Meg


前の記事:
2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその2
次の記事:
2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその4

2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその3

(2012年8月24日)

7月24日は、NBCが8作品を、25日はOxygen, Style, E! NetworkなどのNBCユニバーサル系列のケーブル局が新作を紹介しました。

NBCは今秋、ドラマ2本「Chicago Fire」「Revolution」とコメディ4本「Go On」「The New Normal」「Animal Practice」「Guys with Kids」を発表します。NBCと言えば、90年代「となりのサインフェルド」や「フレンズ」で飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、丁度私がプレスツアーに参加するようになった04年に「フレンズ」が完了し、「30 ROCK/サーティー・ロック」で木曜日のコメディ枠を盛り返すかと思いきや、午後10時のドラマ制作費が高過ぎると、トーク番組と入れ替えて業界の顰蹙を買い、数本の秀作や努力の甲斐もなく地上波5局中の4位の座から這い上がることができませんでした。

昨春、Showtime局から引き抜かれて、NBCエンターテイメント会長に就任したロバート・グリーンブラット氏が、「咋秋の新作には関与していなかったものの、3位に昇格した」と発表しました。とは言いつつ、継続が決まった作品は「Smash」「Grimm」「Whitney」の3本だけです。興味深いのは、大人の観賞に耐えるミュージカル「Smash」は、シーズン2で打ち切られた「ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所」と年間平均視聴者数がほぼ同数で、順位は195作品中、「Smash」51位と「ハリーズ・ロー」52位という点です。私が好きだった「アウェイク〜引き裂かれた現実」は125位で視聴者数は480万人強ですから、打切りは仕方ないとしても、「ハリーズ・ロー」は、グリーンブラット会長がShowtimeから手土産に持参した「Smash」に押しつぶされた感じがしてなりません。デビッド・E・ケリーの久々のヒット作だっただけに、残念で仕方ありません。これで、「ハリーズ・ロー」のキャシー・ベイツがエミー賞主演女優賞を獲得したら、NBCは踏んだり蹴ったり、泣きっ面に蜂です!!

HarrysLaw02.jpg
「ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所」は打ち切られたが、皮肉にもベイツ(左から2人目)はエミー賞ドラマ部門主演女優賞候補に挙がっている。 TM & (c) Warner Bros. Entertainment Inc.


期待していた、救世主グリーンブラット会長関与の今秋の新作はがっかりするほど面白くありません。唯一、ジェシー・スペンサー(「Dr. HOUSE」)とテイラー・キニー(「Trauma」「ヴァンパイア・ダイアリーズ」)、モニカ・レイモンド(「ライ・トゥー・ミー 嘘は真実を語る」)が出演する「Chicago Fire」が期待できる新作です。

JesseSpencer01.jpg
Dr. HOUSE」で医師を演じたスペンサー。新作では寡黙で誠実な消防士を演じる。 Andrew Evans / PR Photos

TaylorKinney01.jpg
Trauma」で、新米救急救命士を演じたキニー。今回はスペンサーと張り合う、突っ張った消防士役だ。 Albert L. Ortega / PR Photos

FX局で7年続いた「レスキュー・ミー〜NYの英雄たち」が終了したばかりで、何故、今地上波で消防士のドラマか?という質問に、制作会社ウルフ・フィルムズ社ディック・ウルフ社長は、「消防士の内面や苦痛から逃れるための○○依存症などを描いた『レスキュー・ミー』に対して、本作は職場のチームワークや消防士の崇高な精神を描く。幽霊との対話なんてあり得ない!」と断言しました。「レスキュー・ミー」より、男のロマンよもう一度!と言う感じで、映画「バック・ドラフト」に近いと言えるでしょう。残念ながら、クリエイターコンビ(マイケル・ブラントとデレック・ハアズ)はパネルインタビューに登場せず、ウルフ社長の独壇場でした。社長曰く、「マイケルとデレックは男の中の男を描かせたら、一流だからね」と。過去に「Law & Order」フランチャイズ作のパネルインタビューに数回参加した経験では、いつも不機嫌で、守りの姿勢を頑に崩さない頑固親爺でしたが、この日は饒舌で、陽気なウルフに大変身!自作でないと、弁護する必要がないからでしょうか?例によって例の如く、「ウルフのお墨付き」の謳い文句に名を貸しているだけなので、気が楽なのでしょうか?こんなリラックスしたウルフを見たのは初めて!でした。

DickWolf01.jpg
自社制作の作品プロモーションに登場したウルフ。自作ではないからか、陽気で饒舌....初めて見せた横顔に仰天した評論家は多い。 Tommaso Boddi / PR Photos

レイモンドとはパネル後、「グッド・ワイフ」の好演について立ち話ができましたが、翌日からシカゴで撮影開始を言い訳に、すぐに姿を消してしまったスペンサー、テイラーにはインタビューできず、残念無念でした。シカゴまで行くしかありません!

MonicaRaymund01.jpg
ライ・トゥー・ミー」の時から、レイモンドの演技力を買っていたので、登板が嬉しい!今回は救急救命士役だ。 Tommaso Boddi / PR Photos

24日の夕方、ホテルのプールサイドでパーティーが開催されました。「Chicago Fire」のキャスト不参加の上、呼び物は「Go On」 で「フレンズ」後、3度目のカムバックを図るマシュー・ペリーと、「Animal Practice」の猿クリスタルだけ?と思いきや...2012年夏の「お騒がせ」が待ち受けていたのです。次回をお楽しみに。


前の記事:
2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその2
次の記事:
2012年夏のTCAプレスツアー参加ーその4

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://tvgroove.biz/mt/mt-tb.cgi/2297

最近の記事

▲ TOP