有終の美を飾った「ホワイトカラー」 - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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有終の美を飾った「ホワイトカラー」

(2014年12月30日)

「終わりよければ全て良し」とは言うものの、シリーズの結末ほど難しいものはありません。特に、秀作だと、どうしてもそれなりの終わり方を期待してしまうのが人情と言うものですが、私の記憶に残る限り、唸るほどの「完」は稀です。「えーっ!!何、それ?!」と、忠実なファンの期待を裏切る、安直な結末が蔓延している昨今、どうしても不安が募ってしまいます。

「ホワイトカラー」シーズン5は、今年1月30日に崖っぷちで終わり、2015年まで再開されない筈でした。ニューヨークで撮影しているため、制作費が毎シーズン高騰、シーズン5の崖っぷちのまま画面から姿を消してしまうのでは?と言う噂もあったほどです。しかし、今年9月、USA局がシーズン6は6話でシリーズを完結すると発表しました。

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賢い4歳児ニール・キャフリー役マット・ボマー(左)とダサイが律儀で融通の利かない大人ピーター・バーク役ティム・ディケイ。「敵ながらあっぱれ!」とお互いへの尊敬の念が底を流れる異業種(?)のプロ間に生まれた友情を描いた楽しいシリーズだった。 WENN.com

11月6日のシーズン6プレミアに先駆けて、モジー役のウィリー・ガーソンに電話インタビューしました。「まだシーズン6と7があると思っていたので、6話で完結と決まって、考える間もなく、とにかく撮り終えたって感じ!」と本音を語りました。やはり、まだ2シーズンは継続する筈だったのです。

最終話を撮り終えた後のインタビューだったので、有終の美を飾るシリーズが極めて稀と指摘したところ、「6話しかないことが却って良かった。密度の高い最終シーズンになったと思う」と、ガーソンは「ホワイトカラー」式完結に大いに満足している様子でした。

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モジー役ウィリー・ガーソンは、「LA在住なのに、何故かNYに住んでいると思われる」と笑う。一般に知られていないガーソンの秘密は、1)LAでレストラン2軒を経営するほどの食通=料理番組が大好き、2)見た目と違って体育系、3)パイロットの免許を持っている、4)ポーカーが大好き、5)リアリティー番組にハマっていること。 WENN.com

数年前、クリエイターのジェフ・イースティンにインタビューした際、「モジーが元々のアイデアから最も豹変したキャラ」と明かしたことが印象的でした。ニールの右腕と言っても過言ではないほど、本シリーズには不可欠な存在となったモジーも、最初は暗闇でうごめく得体の知れない根暗の情報屋として描かれていたと言うのです。ニールとモジーのやり取り、モジーとエリザベスの摩訶不思議な関係が、本作のハイライトだったと私は思います。

12月18日、遂にフィナーレ回が放送されました。ネタバレを避けるために、シリーズが如何に完結したかについては言及しませんが、イースティンの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ビジョンが貫かれ、男のロマンに満ち満ちた、ほろっとする「完」でした。

マット・ボマーが本作開始時に「知的な大人対賢い4歳児の決戦」とシリーズを定義したことを思えば、4歳児も大人になったものです。ニールの成長振りが明らかな、心に残る「完」でした。あっぱれ!こんなシリーズはもう二度と出て来ないでしょう。

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ニールの成長振りを「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」風に演じ、ボマー自身の株も上がったに違いない。今後の活躍が楽しみな俳優だ。 WENN.com


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