「ギルモア・ガールズ」カリフォルニア版? - ハリウッドなう by Meg | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

ハリウッドなう by Meg


前の記事:
ATAS「リベンジの夕べ」に参加
次の記事:
2013年テレビ・サミットーレポート(1)

「ギルモア・ガールズ」カリフォルニア版?

(2013年4月 4日)

昨年末、映像インタビューする予定の作品として送られてきたリストに「Bunheads」が挙がっていました。1月中旬にシーズン1後半が再開されるからですが、慌ててパイロットから10話までを通しで観たところ....ご存知、「ギルモア・ガールズ」のエイミー・シャーマン・パラディーノが創作しただけあって、「女の世界」第二弾と言っても過言ではない、ハマってしまう作品です。

元バレリーナのミシェル・シムズ(サットン・フォスター)は、ラスベガスでコーラスガールとして働いていますが、公私ともお先真っ暗。このまま歳をとって行くのか....と落ち込んでいた矢先、花束や贈物を携えて1年通い続けた、冴えないハブル・フラワーズ(アラン・ラック)に求婚され、酔った勢いでべガス式‘超特急’挙式してしまいます。ハブルは、ミシェルをめとり、故郷へ錦を飾りますが、きらびやかな生活に慣れたミシェルは、映画館もない、ひなびた海辺の町にがっかり。

mimura23my.jpg
何でもそつなくこなす万能女優サットン・フォスター(左)、靴のセールスマン、ハブル役を演じたアラン・ラック Laurence Agron, Emiley Schweich / PR Photos

ハブルが約束した、海を一望に収める寝室だけが取り柄のこんな田舎で生きていけるのだろうか?結婚なんて、早まったかな?と疑い始めたミシェルに、とんでもない災難が降り掛かり....結局、姑ファニー(ケリー・ビショップ)とバレエ教室を経営する羽目になってしまいます。教室に通ってくる、バレエで身を立てようと励む4人の女子高生サシャ(ジュリア・ゴルダーニ・テレス)、メラニー(エマ・デュモント)、ジニー(ベイリー・バンテイン)とブー(ケイトリン・ジェンキンズ)を支え、キャリア/人生の先輩として生きる知恵を伝授していくミシェルを描きます。

フォスターとバレエ教室に通う仲良し女子高生4人以外は、ほとんどが「ギルモア・ガールズ」に出演した、一癖も二癖もある俳優の面々です。ビショップは、ローレライ(ローレン・グラハム)のお高くとまった母親エミリーを演じていました。また、中盤から登場するライザ・ウィールは、ローリー(アレックス・ブレデル)の親友パリスを演じていた私の大好きな役者です。パリスがあのまま実業家に成長したら、こんな感じだろうな〜と思わずにんまりしてしまいました。「Scandal」で、政界の餌食になるか弱いインターンを見事に演じていましたが、私はパリスの成人版ミリセント役が、ウィールらしくて好きです。主人公の‘友達母娘’が‘先生と愛弟子4人’に変化しただけではありますが...逆に、「ギルモア」ファンには溜まらない、独特の雰囲気、ペース、会話の再来という見方もできます。

mimura24my.jpg
(左から)ケリー・ビショップはブロードウェーの大ベテラン。サシャ役のジュリア・ゴルダーニ・テレス、メラニー役エマ・デュモント、ジニー役ベイリー・バンテイン、ブー役ケイトリン・ジェンキンズの4人。典型的なバレリーナ体型ではない、メラニー、ジニー、ブーキャラのキャスティングは至難の業だったとクリエイターは告白。 Scott Alan, Janet Mayer / PR Photos

「ギルモア」は東海岸コネチカット州ハートフォードから30分ほどという設定のスターズ・ホローなる架空の町が舞台でしたが、「Bunheads」は西海岸の海辺の町パラダイスです。カリフォルニア州オーハイという実在の町から、50キロ弱南下した所にある町という想定です。因に、オーハイはLAから北東に車を走らせると、2時間半ほどで到着する田園風景の美しい田舎町です。

主役ミシェルに起用されたフォスターは、ブロードウェーで活躍する舞台女優で、クリエイターに「こんなに何でもできちゃう人は初めて!もう二度と他の女優は使えない!」と言わしめたデキる女優です。「ギルモア」のグラハムと比べると、少々男勝りではありますが、庶民的でさばさばしたフォスター。主人公を演じる役者に魅力がなければ、勝手に苦しめば?と投げ槍な気持ちになり、毎週キャラの旅路に同行する気が失せてしまいますよね?その点、ちょっと危なっかしいけど、憎めない、一生懸命生きているミシェルは、ついつい応援したくなります。フォスターの人柄なのでしょうか?

mimura25my.jpg
ついつい応援してしまうミシェルを演じるフォスター(左)、「ギルモア」で大人になりきれないローレライを演じたグラハム。 Laurence Agron, Albert L. Ortega / PR Photos

「ギルモア」ファンではなかった方でも、試しにパイロットをご覧ください。昨今、珍しい手作り感たっぷりのほんわかドラメディーは、意外と新鮮かもしれません。


前の記事:
ATAS「リベンジの夕べ」に参加
次の記事:
2013年テレビ・サミットーレポート(1)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://tvgroove.biz/mt/mt-tb.cgi/2408

最近の記事

▲ TOP