過去日記~海外ドラマライターになるまで~その5 - 清水久美子のライターズ・プレイス&海外ドラマのイケメンをチェック! | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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過去日記~海外ドラマライターになるまで~その5

(2012年4月15日)

※文中、登場するアルファベットは、Aから順にふっており、イニシャルではありません。

こちらから、その1から順番に読めます。

【その5】編集者として奮闘する日々。


職安通い ○月X日
とにかく、毎日毎日編集の仕事探し。
音楽雑誌の仕事をしてみて分かったことは、一番好きなことを仕事にしてはダメということ。好きなものだけ好きなように取り上げるミニコミ誌は楽しいが、仕事として、大好きな音楽を商品として扱ったり、批判したりなんてことは、私にはあまり合っていないということが分かった。やっぱり私にとって、音楽は聴いて楽しむものなのだ。
でも、編集の仕事は本当に楽しかったので、ぜひもう一度やってみたい。今度はもっと本格的に。


職安通い ○月X日
職安では希望の仕事は見つからなかったが、求人雑誌で見つけた。早速、音楽チャートを扱っていて有名なⅠ社に履歴書を送る。


職探し ○月X日
Ⅰ社に面接に行く。ミニコミ誌を含め、今までの経験に興味を持ってくれたようで好感触。


職探し ○月X日
週刊誌のため、ほとんど家に帰れない仕事だという。いろいろ話し合った末、採用は見送られた。


職探し ○月X日
また求人誌で募集を発見。ゲーム誌で有名なJ社。募集しているのは月刊誌で、パソコンを扱ったものだとか。パソコンはG社を退職する前、ちょこっとだけかじった程度。あっさり採用されたが、大丈夫かな。


編集業 ○月X日
アルバイトからスタートして、契約社員、社員になれる可能性も大だという。驚いたことに10代~20歳そこそこの同僚が多く、みんなオタク…もとい、パソコンの達人。7歳くらい年下の少年のような先輩たちに、一から仕事を教わる。でも、あまりにも分からなくて、ちょっと泣きそう。自分専用のパソコン席はまだないから、ウィンドウズを覚えても、マックのパソコンしか空いてないこともあるんだもん。


編集業 ○月X日
大量の新ソフト情報を、1つにつき100字以内くらいでひたすら書かされる。副編集長は厳しく、何度も何度も書き直し。でも編集長はもっと怖いので、できれば近くにいかないでおきたい。なのに、「おーい、下っ端、おつかい行ってこーい」と、たびたび呼ばれて原稿書きを中断される。都内から千葉の方まで、ライターさんの原稿を取りに行ったりして戻ってくる。と、残っている原稿書きに取り掛かる。深夜までやっても終わらない。男子はその場(机)で寝て、会社に泊まるけど、一応私は新婚主婦。泊まりは避けたい。終電がなくなると、タクシーチケットが出る! バイトにタクシーチケットとは、リッチな会社だな~。


編集業 ○月X日
編集者が帽子をかぶって仕事しているのは、オシャレなのかと思っていたが、実は家に帰れなくてお風呂に入れず洗髪もできないので、汚れた髪を隠すためというのもあったんだ……。
いくら会社で寝るからって、家から布団一式持ち込まなくても。あぁ、今日もまた床で寝てる誰かを踏んづけちゃったよ。
忙しい忙しいと言いながら、締め切りまで余裕がある時期は、みんな夢中で新作ゲームに没頭している。
すごい世界だ。今まで知らなかった。


編集業 ○月X日
新ソフト情報書きは新人の登竜門らしく、原稿が書けるようになってくると、担当ページを与えられる。私はパソコン関連の本の紹介ページ担当になった。本選びから、レイアウト書き、デザイン発注、撮影の手配などなど。初めてのことばかりで何も分からず、また泣きそうになる。私を担当にした副編集長に質問に行っても、自分で考えろという。やたら、あたふたする私。


編集業 ○月X日
どうにか一人でやり切ったが、あまりにあたふたする私を見かねてか、次号から主に編集部内でデザインを担当しているKさんと一緒にやるようにと言われる。Kさんはデザインのほかに執筆もする素敵な女性で、とても楽しい人。あぁ、嬉しい! 内容も新刊紹介となり、Kさんと一緒に書店めぐりをして新刊を探し、お昼ご飯もご一緒させてもらう。今までお昼はパンで済ませていたけど、連れがいるとレストランでランチもできるのね~。久々~。


編集業 ○月X日
女の子が数名入社してきて、私にも可愛い後輩ができた。ランチ友が増えたわ~。男の子も入ってきて、これでもう「下っ端、おつかい行ってこい」は、私だけが対象ではなくなった。ほっ。


編集業 ○月X日
このパソコン誌はCD-ROM付きで、中に入れるコンテンツも編集部で作成する。私の大好きなしりあがり寿さんと編集部が一緒に作るコーナーで、実写映像(?)を入れることになり、豊島園に撮影に行くという。
私は担当ではないが、打ち合わせに見えたしりあがりさんにお茶出しに行く。とってもいい方で、会えて舞い上がる私。お茶を出しただけの私に、担当の先輩が「女優をやれ」と言う。顔はほとんど見えないということなので、了承する。この前、「コスプレ大会、コスプレして取材して来い」という依頼を断ったばかりなので、今回は断りづらかったというのもある(汗)。
余談だが、私以外の女子はみんな大喜びでコスプレ参加したとか。やっぱり、そういうのが好きだからここで働いているのよね。私はかなり場違いなんだわ~。
で、しりあがり寿さん編は、ピンクとか明るい色の普通の服を着てくればよしとのこと。「いつも着ているような暗い色系は着てくるなよ」と、念を押される。
撮影は、普通に乗り物に乗ったり、ちょっとした動きを撮って、無事に済む。あー、よかった。帰りに、豊島園の券をお土産にもらう。


編集業 ○月X日
今、担当している仕事のほかに、もう1冊かけ持ちで別の雑誌も手伝うように言われる。美少女アニメ系マガジン、って???


編集業 ○月X日
第1回ミーティング。メンバーは私以外全員男性で、専門用語だかなんだか、みんなが話している内容、まったく意味がわからない。唯一、「メガネっこ」(?)だけは聞き取れたけど、なんでド素人の私が呼ばれたんだろう。数々の見慣れない過激なサンプルに驚き、吐き気をもよおしてしまった(涙)。


編集業 ○月X日
結局、もう1冊の方では下っ端の作業を割り当てられる。ビデオやゲームから誌面に載せる画像を取り出す作業の繰り返し。ビデオ会社にポジを取りに行くお使いもする。
最初こそ吐き気ものだったが、慣れというのはコワイ。美少女が妖獣の触手(?)にからめとられているシーンだとか、いやらし~いシーンだとか、見ても全然平気になってくる。だって、しょせん絵だし。
「この、服を剥ぎ取られているシーンなんてどうですか?」とか普通に言いながら、ビデオ会社の人と持って帰るポジの打ち合わせをしている私。……。なんか、間違っている気が……。 このままじゃいかん!!!


編集業 ○月X日
文章を書いている時は楽しいが、デザインの発注、打ち合わせの準備、撮影の手配、支払い作業などはものすごく苦痛だ。なぜって、打ち合わせをするために電話をかけまくっても、アーティスティックな方たちは、夜中にならないと出てきてくれない。デザイナーは、締め切りを守ってくれない。ギャランティを振り込みたいだけなのに、請求書を依頼しても送ってくれない……。
人のお尻を叩く仕事は、本当に合っていない。人を動かす器ではない。
すっかり体調を崩してしまった。


【その6】につづく。


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