「海外ドラマってどうやって見るの？」

これだけ海外ドラマがたくさん見られるようになっても、意外にこういう質問を受けることが多いです。

一方で、海外ドラマのプロモーションでは

芸能人などをフィーチャーしながら

「全米が大絶賛」
「全米が震撼」
「全米で社会現象」
（多種多様な思想・人種の人が住むアメリカもエンタメ・プロモの世界ではとても一体感のある国になりますね（笑））

などと、派手に打ち出しながら、肝心のどうやって見るかというところでは、

「ＤＶＤ○月○日リリース」
「○○ＴＶ局でスタート。お問い合わせはお近くのケーブルテレビまで」

のように、本当に軽く触れる程度の情報しかないケースが多いような気がします。

全ての人がインターネット検索やamazonを自由に使いこなせる人だったら問題ないと思いますが、結構、まだアナログな手段に頼っている人は多いはずです。ＤＶＤにしてもどこのお店にでも置いてあるのだったらいいですが、これだけたくさんのタイトルがあふれるようになると、お店に行ってもない、ということが増えてきているのではと思います。

DVDにしても、衛星放送にしても、インターネット放送にしても、技術的なところであったり、それを買ったり見たりするために費やす時間であったりお金であったりと、全ての人にとってそんなに低いハードルではありません。

ですので、プロモーションでは、消費者にとっての出口となる購買や契約に関するところ、つまり「どこに行って、もしくはどこに問い合わせて何をすればよいのか」、というところを、しっかりとおさえる必要があると思います。そうでないと、せっかく喚起した興味・関心が購買に結びつかないため、無駄が多くなりますからね。

該当する商品の取扱店一覧の表示、小売りやレンタルチェーンとのタイアップ、特定のお店で使える割引クーポンの発行、家庭までお届け・取り付けサービスをセットにするなど、そこはいろいろアイデアは出ると思います。

ぜひこのあたり、もっと進化を期待したいところですね。

清水裕一