ドラマの映画化は増えるか? - ぐるぐる海外ドラマBLOG TVGROOVE.comの社長日記 | TVグルーヴ オフィシャル・ブログ アーカイブ(更新終了)

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ドラマの映画化は増えるか?

(2007年11月 1日)

「Xファイル」の映画版第2弾のアメリカでの公開日が来年の7月25日に決定しました。

Fox sets date for 'X-Files' sequel
Scully, Mulder return to theaters on July 25

前作が公開されたのが1998年ですから、10年ぶりになるんですね。
デヴィッド・ドゥカブニーとジリアン・アンダーソンのオリジナル・キャストがそろって出演するということです。壮大なストーリーにいよいよ決着が着くのかどうか、注目です。

でもかなり時間があいたので、正直なところストーリー上、何が問題なんだったかよく覚えていなかったりします(笑)。そういう人のためにキャッチアップ的な要素も盛り込んだ内容にしてもらえるとありがたいですね。

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ところで、「SEX AND THE CITY」の映画版の制作も既に進んでいるといいますし、「24」の映画化の話もあって、人気テレビドラマの映画化というのは一つのトレンドになりつつあるんでしょうか。

「テレビドラマはやはりテレビのフォーマットで見るのが一番だから、映画にしてもあんまり面白くならないんじゃないか」

という意見は視聴者の立場から当然あると思います。でも、それぞれの番組固有の事情やクリエイターの腕などさまざまな要素がからみますから、なかなか一概に論じることが難しく、意見も分かれるところだと思います。

一方で、映画の興行という点から見た場合、これほどおいしい条件はなかなかないでしょう。すでに何年にもわたってテレビで放送されていると、全米はもちろん海外でも相当認知が広がっているわけですから、まったくの新作映画がゼロからマーケティングを始めないのといけないのと比べると、天地ほどの差があるわけです。

映画ひとつひとつが何十億から100億円以上のお金をかけて作られることを考えると、テレビドラマの映画版の場合、かなりリスクが限定され、またテレビの視聴者にうまくPRすれば大きなヒットも狙えるわけですから、かなりおいしいプロジェクトになる可能性を秘めています。そういう理由で、今後、ドラマの映画版がもっと増えていってもおかしくないのではと思います。

でも長年にわたって続いたストーリーをわずか2時間程度の映画で完結するのは簡単ではないでしょう。そこは純粋に制作者の腕の見せどころだと思います。

まずは「Xファイル」と「SEX AND THE CITY」映画版の完成を楽しみに待ちたいと思います!


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