まだまだ危ないよ。
(2008年10月19日)
「The OC」でマリッサの父親ジミーは株のブローカーでしたが、資金の運用に失敗して破産してしまいます。
プロだからといってうまくいかないのが投資の難しいところ。ノーベル経済学賞をとった学者が参加していた投資ファンドが巨額の損失を出して破綻したこともあります。
日本のマスコミは、各国の対応策が出そろったことで、金融危機がひとまず回避されたかのような報道をし、証券会社には、今がチャンスとばかり新規に口座を開く人が押し寄せているようです。
でも、100年に一度とも言われている今回の金融危機が、そんなに簡単に収まらないことは、過去の事例を見れば明らか。金融市場はまだまだ低迷が続くどころか、さらなる下落も十分考えられます。
マスコミにそういうことを警告するだけの見識があればちょっとは価値があると思うのですが、おしなべてうわべだけ、短絡でワイドショー的な報道が多いのが残念です。
忘れた頃にまだズドンと来て、新たに大ケガをする人がたくさん出そうでこわいです。
杞憂に終わればいいのですが・・・。
清水裕一
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