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不況の中の海外ドラマ

(2008年12月25日)

今年もあっという間に年末になってしまいました。
 
海外ドラマの世界では、清水久美子さんが書いているように、今年も順調にブームが継続しました。おそらく、今後、海外ドラマは一過性のブームとしてではなく、ひとつのエンタメジャンルとして、当たり前のように日常的に消費されるものとして定着すると思います。地デジ移行、薄型大型テレビの普及、ブルーレイの普及、多チャンネル化など、テレビをとりまく環境も、海外ドラマにとっては追い風になると思います。
 
さらに、今世界を襲っている不況でさえ、日本における海外ドラマにとっては追い風になるかもしれないと思っています。お金を節約するために、遠出や大掛かりなレジャーを手控え、家で手軽にテレビを楽しむ人が増えるからです。
 
思い返せば、今のこの海外ドラマのブームが本格的になってきたのは、2002年、2003年ごろだったと思います。あのころもちょうど不景気の真っ只中。物価がどんどん下がるデフレの状況でした。そんなとき「24」が日本にも上陸し、当時急速に普及しつつあったDVDのコンテンツとして、レンタル店で驚異的にレンタルを増やしていきました。不景気と海外ドラマというのは実は相性がよいのかもしれません。
 
世界中の経済がぶっこわれて、まだまだこれから不況が本格化し、職を失ったり生活に困窮する人がますます増えることが予想されるなか、海外ドラマはわれわれのささやかな楽しみとして、また夢を与えてくれる存在として、引き続きどんどんいい作品が入ってくるといいなと思います。
 
テレビを見るどころか、日々の生活や住む場所さえ脅かされるこの時代だからこそ、ゆっくりとテレビを見てその世界に没頭できることの幸せがしみじみと感じられます。来年はなんとかみんなで盛り返していい年にしたいですね。
 
清水裕一


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