ガッツーン!と衝撃のハリウッド暴露ドラマ「Dirt」
「フレンズ」でおなじみコートニー・コックス主演の最新作「Dirt[ダート]」。(AXNで放送)
いやースゴイですよ。
最新作「Dirt」でゴシップ誌の編集長を演じるコートニー・コックス
© Lee Roth / RothStock / PR Photos
テーマとしては、芸能ゴシップ誌の裏側をリアルに描くというドラマなんですが、ゴシップ誌の現場だけにとどまらず、ハリウッドのセレブリティの生々しい内情や、ビジネスの現場の様子まで、ガンガン見せまくってくれます。
○一見、華やかにみえるハリウッド俳優たちが、
いかに自分の行く末に危機感を抱いているか
○彼らが競争に勝ち抜くためにいかにメディアに
とりあげてもらおうと必死になっているか
○彼らの生活や交友関係がいかに欲望やドラッグに
支配されてめちゃめちゃに乱れているか
・・などなど、とてもリアルです。(真実かどうかはもちろんわかりませんが、たぶん絶対本当にこんな感じなんだろうなと思わせるリアル感があります。)
また、俳優たちのそういった不安や欲望をみすかしたように、ゴシップ誌の編集長であるルーシー・スピラー(コートニー・コックス)は彼らの弱みをつきながら、特ダネを次々とスクープしていきます。その様子は良心のかけらも感じられないほど非情でまったく妥協や容赦なし!
ルーシーがスッパ抜く記事のおかげで、セレブたちの生活が見るも無惨にボロボロになっていきます。それどころか、彼女の同僚や身内、彼女自身の身までも危険に犯されるようになっていきます。
コートニー・コックスと夫のデビッド・アークエット。
2人は「Dirt」のエグゼクティブ・プロデューサーでもある。
© Chris Hatcher / PR Photos
ゴシップ誌を売るためとはいえ、人の生活を踏みにじってもいいのか?
そんな破滅的なサイクルを続けてやっていけるのか??
そんな疑問がわいてきます。おそらくこの作品は芸能界をとりまくメディアに対する強烈な批判でもあるのでしょう。
一方で、「メディアあってこその芸能界」「お互い持ちつ持たれつの関係」という図式も明らかにしてくれます。
そういう絶妙なバランスの中でゴシップ誌やパパラッチといったビジネスが成り立っているのでしょう。
そんなハリウッドの実情をものすごく上手に描くとともに、エンターテイメントとしてもスリルたっぷりに楽しめる作品です。
コートニー・コックスも、冷徹非情、スクープのためなら手段を選ばない、恋人も作らず24時間ビジネスのことだけを考えている編集長という役にばっちりハマっていて、シビれました。
ガツーンと衝撃を感じたオススメ作です。
これから見ようと思う方は、6月1日AXNで1話からのキャッチアップ放送があるのでお見逃しなく。
■AXNを見るならスカパー!がオススメです。
○ デジタル機器がない場合はスカパー!で視聴できます。
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清水裕一